第40回「大学入学後、変わり果てて行く友人を追って」その4
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大学4年生の11月に入り、卒業論文の提出や進路の下準備など、卒業に向けて本格的に忙しくなったこの時期に、親友のN君から、Y君の近況を聴かせてもらいました。
N君は地元が近いことから、Y君
第40回「大学入学後に変わり果てて行く友人を追って」その3
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高校卒業を機に、私もY君も、互いに別の大学に進学してからというものの、連絡は遠のいていきました。
私は地元から都内で一人暮らしを始めたことで、環境が激変したこともあって、Y君をはじめ、高校時代の友 ...第39回「大学入学後、変わり果てて行く友人を追って」その2
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年の瀬に、Y君は都内の中堅大学の経済学部(偏差値でいうところ55前後くらい)に指定校推薦で合格しました。
高校3年の1学期の評定平均が4.8だった彼は、たった1枠をかけて、5名との競合にも負けず、 ...第38回「大学に居場所をなくしたある青年の話」その4
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2007年3月15日、N君は大学を卒業しました。
孤独のあまり心の底から泣きたかった卒業式だったようです。後にN君はこの日の思いを私に刻々と語ってくれました。
大学5年生のN君にとって、卒業 ...第32回「大学に居場所をなくしたある青年の話」その3
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N君は、大学を辞める選択を選びませんでした。
むしろ選べなかったと言い換えたほうが妥当かもしれません。苦渋の決断の末、決死の思いで両親にありのままを話したところ、返ってきた言葉は次のようなものでした。第31回「大学に居場所をなくしたある青年の話」その2
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大学三年になったN君は、ついに大学を休むようになりました。
はじめは単位を落としてはならない義務感テから躊躇っていましたが、思い切って一度サボってみたことで、吹っ切れたようです。
...
第30回「大学に居場所をなくしたある青年の話」その1
「TAKA氏、俺もう生きてる価値ないわ」
21歳を迎えたばかりの秋に、高校時代の友人のN君が私にこう語りかけました。
「俺もう死んだほうがいいかもしれない」
淡々とつ
第141回「11年ぶりの再会が教えてくれたもの」
2012年11月下旬のことです。
高校時代の恩師とも呼べるK先生と、11年ぶりの再会を果たすことができました。
誰しも、あの時、あの言葉があったから、あの人が傍にいたからここまでやってこれたという、人生を変える ...
第88回「恋人の携帯電話の中身をチェックしてしまった先には」
最近の出来事です。
喫茶店で隣の席に座っている無言でうつむいているカップルの姿が目に入りました。
互いが携帯電話の画面を凝視しながら、巧みな指捌きが印象的でした。
各々の世界に没頭している二人を見て ...
第2回「恋とは、愛とは」
「恋」と「愛」の違いは何なのでしょうか。
“恋愛に”絶対”は存在しないと考えるので、その問いに対する捉え方や考え方は千差万別でしょう。
今回は