筆者プロフィール

名前:TAKA(たか)
年齢:40代 男性
関連資格:公認心理師 精神保健福祉士 国家資格キャリアコンサルタント 伴走型支援士 

どれだけ頑張っても恋愛が成就せずに、自信を失って明日を見失っている方に向けて、「やり直せる」「大丈夫」の声を20年間送り続けています。
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第388回「忘れられない過去を成仏させて未来へ進むための再会」

気がつけば前回のコラム執筆から1年以上が経っており、2025年初コラムとなりました。

カウンセリングの受付は常時募集しておりますし、今後もコラムを更新していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、タイトルの通りのような出来事が8月中旬に起きたため、記事にしました。

恋愛関連ではないのですが、共通する心の動きがあると感じています。

そもそもの発端は30年くらいさかのぼり、小学校時代に仲が良かった友人の一人であるH君との再会でした。

H君とは夏休みの間ほぼ毎日自宅に遊びに行くほどの仲でしたが、当時の自分は一つだけ不満を覚えていることがありました。ある時ついに不満が爆発してから30年も仲違いが続いていました。

何か大きなきっかけがあったわけではありません。

「いつも私からH君を誘ってばかりだった一方通行の関係」に嫌気がさして、自分から誘わないでいたらどうなるのかという実験を行ってみたのです。

何日経っても相手から誘ってくることはなくなり、気まずくて口を利かなくなり、静観しましたが相手から歩み寄ることはありませんでした。

そのうちにはクラスも別々になって、中学校に進学してからも一度も話すことがなく関係が途切れたのです。

自分から取った行動で、フェードアウトのように遮断してしまったのもあり、自分の中ではキレイな思い出ばかりが残っており、数十年の歳月が経っても、当時の楽しい思い出が消えないで脳裏に残っていました。

共通の友人がいたわけでもないので、どこで何をしているのかもわからず、音沙汰も全くありませんでした。

ですが夏の時期になると、当時頻繁に遊びに行った記憶が想起されて、また会って当時の思い出話をしたいと妄想を重ねていました。

そして、今年の夏、様々な偶然が重なり、30年ぶりにH君と再会し、話すことができました。

街角で遭遇したようなシチュエーションだったのですが、当時のH君と雰囲気は変わらずに、思い出話を矢継ぎ早に語りかけたのですが、60%くらい覚えているような印象でした。

自分と相手の時間軸は異なることを認識しながら、当時なぜお互いが仲違いになったのかについても、前述したような裏話を伝えました。

H君は腑に落ちたようなリアクションをしていましたが、自発的に話題を振ることは一切ありませんでした。

私が話しているから、聞き耳を立てているというようなスタンスです。

特にそこから連絡先を交換するなど何か進展があったわけではなくて、そこでお別れをしたという流れでした。

30年ぶりの再会を経て、私の中で「良かった」という思いと「違和感」の両方が芽生えていました。

未熟だった自分の振る舞いによって仲違いになり、ずっとキレイな思い出を抱えたままでいましたが、再会できたことで思い出話の共有、そして何よりなぜ当時離れることになったのか、今だからこその事情を話せたことは長年見てみぬふりをしていた腫れ物が薄くなったような感覚でした。

そして次に違和感についてですが、これは言葉にはしにくい「何かが違う」感でした。

感覚的な問題であるのですが、おそらく私が描いていた当時のH君像と、今を生きるH君像との乖離、そしてお互いの気持ちの温度差を肌で感じたことで、過去から未来へと視点がシフトしたように感じています。

人の根本的な性格というものは変わらないものがあるので、この何かが違う感覚は、30年前当時に自分も感じ取っていて、離れることを選んだ感覚と共通しているようで、答え合わせができた気分でした。

冷静に振り返ると、今回の再会もお互いが望んだ形ではなくて、偶発的な要素に乗っかりながら、私が一方的に話し続けた形でした。この違和感を覚えられたのは、未来に進むためへの大きな収穫でした。

総じてずっと胸の底に残っていて美化された思い出が数十年の時を経て成仏できたような気持ちです。

ずっと忘れられない過去を引きずっているようならば、思い切って回帰して、その根源と向き合ってみて相手に会うようにアプローチしてみるというのも大事なのかもしれません。

恋愛の場合も相手あってのことですし、連絡しようがなかったり、アプローチしても音沙汰がなく太刀打ちできない状況かもしれません。

しかしながら、その思いを自分の中で閉じ込めておかずに、日記やブログ、信頼できる誰かに話してみたり、一度だけでも連絡を取ってみることで、過去から脱却するための一歩を踏み出せていると思います。

コンプライアンスや社会常識問題が日に日に厳しくなっているので、なかなか行動に移せないかもしれませんが、こ゚縁のある相手ならば、どれだけ歳月が経っても偶然なチャンスが到来する可能性もあります。

人生は何が起こるかわからないので、過去に留まり続けずに、何か今できることを重ねて行った先に、今日とは異なる景色や出逢いが広がっているはずです。

投稿者プロフィール

TAKA
TAKA
恋愛がうまく行かずに、明日を見失っている方に向けてのコラムを20年間発信してまいりました。メールと通話を使った直接対話サービスも10年以上続けております。累計の相談実績は約5000件。
マイナビニュースでも拙コラムの一部を掲載しております。

筆者自身が20代から30代前半まで10回連続片思い失恋を経験したこともあります。

男女の心理が分からない、片思い止まりでどこからどう変われば良いのかさまよわれている方に向けて、拙コラムがお役に立てれば幸いです。


関連取得資格

公認心理師
精神保健福祉士
国家資格キャリアコンサルタント
伴走型支援士
ストレスチェック実施者
メンタルヘルス・マネジメント検定II種III種