第258回「辛い時期にあなたを見捨てなかった人は本物|結婚・パートナーの本質を見抜く心理学」
今回は、インターネットサーフィンをしていたところ、ハッとさせられる素敵な言葉に出会ったので紹介します。
「人生の中で一番辛い時期を一緒に過ごしていない女とは結婚しちゃだめだよ。 お前ら、今は女と付き合えるような状態じゃないとか、逆だよ逆。 そういう時だから一緒にいる女を作るんだよ。余裕ができた後に作った女なんて一文の価値もないぞ。」
「余裕ができた後の恋人に価値がない」とまでは言いきれないものの、この言葉は「人間関係の本質」を鋭く突いていると感じます。
人間は誰しも、相手が一番辛い時期や無力な状態にある時、厄介ごとを避けるために離れていってしまいがちだからです。
窮地に陥った時にも変わらず対等に付き合ってくれる人こそが「真の友人」であり、恋愛においては「末永く添い遂げられる本物のパートナー」だと言えます。
条件やステータスで寄ってくる「偽りの人間関係」
芥川龍之介の小説『杜子春』では、巨額の富を手にした主人公のもとにお金目当ての人間が集まり、破産して底をついた瞬間に手のひらを返して誰もいなくなってしまう様子が描かれています。
これは物語の中の絵空事ではありません。
- 男性の地位、名誉、年収、肩書
- 女性の若さ、外見、容姿
こうした「好条件」だけを目的に寄ってくる人間は一定数存在します。そして結婚後に相手がメッキを剥がし、「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースも少なくありません。
相手が「自分という人間そのもの」を愛してくれているのか、それとも「自分の持っている条件」に執着しているだけなのか。
相手の本質は、あなたが人生の低迷期にいる時にどのような接し方をしてくれたかで一目瞭然となります。
伊集院光さん夫妻に学ぶ「人生のどん底」で見える真実
愛妻家として知られるタレントの伊集院光さんと、妻・篠岡美佳さんの間には、二人の絆の深さを物語る有名なお話があります。
交際当初、若手だった伊集院さんは激しいヘルニアを発症し、体を少し動かすだけでも全身に激痛が走り、身じろぎもできない状態に陥りました。
痛み止めの座薬を自分で入れられず困り果てていたところ、居合わせた美佳さんは恥ずかしがる伊集院さんを一喝。四つん両い(四つんばい)にさせて下着を下ろし、座薬を直接押し入れてくれたそうです。
後日の結婚報告記者会見で、伊集院さんは笑いを交えてこう語りました。 「あんな恥ずかしいポーズやお尻を見られてしまったからには、もうこの人についていくしかないと思った」
誰にでも真似できる行為ではありません。格好悪い姿や情けない部分を含めてまるごと受け入れてくれたからこそ、一生を共にする覚悟が生まれたのだと感じます。
(※ちなみに伊集院さんは、美佳さんに彼氏がいた時期にダメ元で告白し、断られた際にも「別れたら連絡してください」と伝え、2年間思い続けて結ばれたという一途なエピソードも残されています。)
どん底の時こそ「一生モノのパートナー」を見極めるチャンス
本当に縁がある人間とは、自分がどん底に陥った時に初めて分かるのかもしれません。
どんな時も態度を変えず、離れずに支えてくれる温かい心の持ち主だと判明するからです。
私自身もかつて無職で何もうまくいかない時期がありましたが、そんな自分を見捨てずに支えてくれた友人のありがたさは、今でも身にしみ入るように覚えています。
落ち込んでいる時やうまくいかない時こそ、無理に強がったり自分の殻に閉じこもる必要はありません。
「一番辛い時期の自分をどう扱ってくれたか」という視点を持つことで、条件やメッキに惑わされず、あなたを本当に愛してくれる「一生モノの付き合いができる人間」が見えてくるはずです。

七夕の短冊に思いを込めて、恋愛成就を願いました。

7月7日まで境内に飾られているようです。

みな様のあの人への想いが届きますように。
投稿者プロフィール
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たかさん(公認心理師 )
恋愛や人間関係で悩み、自分を見失っている方に向けた心理コラムを22年間執筆・発信。
メールや通話による1対1の心理カウンセリングは20年以上継続し、累計5,000件以上の相談実績を持つ。
大手ニュースメディア(マイナビニュース等)でのコラム掲載実績多数。
筆者自身、20代から30代前半にかけて「10回連続で片思い失恋を経験する」という壮絶な挫折を経験。
必死なアプローチによる空回りや過度な執着、自尊心の崩壊を自ら乗り越えてきた。
心理学の専門知識(公認心理師・精神保健福祉士などの国家資格)と、実体験に基づく独自のカウンセリング手法を融合。
「相手軸」の執着や過剰適応から抜け出し、ありのままの「自分軸」を取り戻すための具体的なアプローチを提案している。
相手の心理が分からない、過去の未練や執着から抜け出せないと悩む方々へ寄り添い、心の整理と自己受容をサポートする「心の伴走者」として活動中。
【保有資格】
公認心理師(心理職唯一の国家資格)
精神保健福祉士(国家資格)
国家資格キャリアコンサルタント(国家資格)
伴走型支援士
心理相談員
両立支援コーディネーター
ストレスチェック実施者
メンタルヘルス・マネジメント検定 II種・III種








ディスカッション
コメント一覧
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初めまして(^^)何時も拝読させて頂いています。
今回のタイトルは、心にズキッと来ました。
人生の岐路に不運も重なり、信頼していた友人たちも離れて行きました。
本当にその通りで、利用価値のある間はチヤホヤしても、いざ困った時に行方をくらます人は多いです。
自分は反面教師にして、周囲の人達を大切にして行きたいと思いました。
一瞬先は何が起こるかわからないし、目の前の問題に向き合い、今を切に生きたいです。
最後に、七夕の短冊で締めくくられて素敵なブログでした。
願い事が叶いますように(^^)
これからも、悩める私達が生きる勇気を持てる記事を、楽しみにしております。
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>チョコさん
こんばんは。
いつもイイネをありがとうございます。
チョコさん自身も人生の岐路に立って、人間の様々な一面を垣間見てきたのですね。
そのご経験から周囲の人間関係を大切にされるというお考えは、素晴らしいですね。
救われる方々もいらっしゃるでしょう。
現に私もコメントをいただき、この記事と画像を公開した甲斐があったと晴れ晴れしい気持ちになりました。
ありがとうございます。