第362回「素っ気なくなった相手の気持ちを取り戻すためには」

上手くいかない恋愛関係

 

今まではあんなに仲が良かったのに、ある日を境に急に態度が素っ気なくなってしまった。

急変した相手の態度に焦りと不安が募り、自分を責めるのが止まらない。

なんとか気持ちを取り戻そうと必死になってLINEを送るものの、既読スルーや素っ気ない返信が来て、ますます精神が不安定になっていく現状を何とかして改善したい。

男性の私もこれまで数え切れないくらい急に素っ気なくなってしまった女性への対応に苦しんだ経験があるので、心中は共感できるところがかなりあります。


素っ気なくなった原因を追求しようとすればするほど、深みにどっぷりハマって抜け出せなくなるようになるような苦しみに支配される気持ちは本当によくわかります。


・告白して気持ちに応えられなくて避けられたのかもしれない。
・他に好きな人ができて、自分の気持ちに気づいて避けられているのかもしれない。
・自分でも気付かないうちに相手の気に障るようなことを繰り返していて、嫌われてしまったのかもしれない。

素っ気なくなった理由を求めて、ネットや他者の意見を収集して、想像すればするほど自信がなくなってしまう。

「ゴメン避け」の対義語である希望的観測の「好き避け」というキーワードでリサーチしても、現実の相手の態度を見ていて、ますます絶望が広がっているかもしれません。

いっそうのこと、相手にその理由を尋ねれば楽になるかもしれないけれども、それをしたら二度と修復不可能な亀裂が走ってしまうかもしれない恐怖で、どうすることもできずに悶々とした気持ちを抱えたままな状態かもしれません。

真実が知りたい、正解を知りたい、そんな一心でネットサーフィンをしたり、第三者に相談して客観的な意見を求めるのは、意義があることだと思います。

一人で考えれば考えるほど負のスパイラルから抜け出せなくなってしまうので、色んな角度から見つめ直すことの効果は大きいです。


しかしながら、素っ気ない態度の答えは結局のところ相手にしか分からないということを押さえて置かなければなりません。

さもないと、頭のなかに固定観念や先入観が植え付けられてしまい、誤った方向性を持ってしまい、ますます相手との距離が開いてしまうリスクがあるのです。

あの時のあの行動が相手に嫌われてしまったからだと過去の振る舞いを後悔しても、自己卑下の気持ちが増幅する一途で相手の気持ちは戻りません。そして、それが真実であるかも分からないのです。

こんな風に冷静に文章を書いている私も、前述したように、数多の経験があるからこそそう言えますが、渦中の当事者は冷静な判断はしづらいものです。

更に傷つくことを恐れて、自己嫌悪や被害妄想を膨らませてしまい、相手に怒りや不満をぶつけて楽になろうとしたり、連絡先を消して好きな気持ちを消そうともがいたことも多々ありました。

そのようにあがいたところで、一瞬楽になれたようでも、たちまち苦しみが倍増するだけでした。

結局のところ、答えを見つけようとするよりも、その感情を抱えたまま自分がどのような行動を取ろうとするかという、これからの未来の選択が何より肝心だと気づきました。


相手の素っ気ない態度は永久に続きません。

一ヶ月後、半年後には全く異なった展開や関係性を築けている可能性が高いのです。

明るい未来を信じられる気持ちがかすかでもあるならば、今は辛い気持ちをぐっと押さえて一時停止する勇気を持ってみてください。

なぜならば、今のままの辛い気持ちで相手と向き合い続けることは相当な精神力を摩耗するものです。

余裕がない精神状態で相手の気持ちを変えようと躍起になっても、負のオーラが伝わって、相手は逃げようとするだけです。

たった一週間や一ヶ月距離を開いただけで関係は破綻しません。


中には、会社や学校が同じで完全に離れることができない方もいらっしゃるかもしれません。

そんな時は、挨拶や報連相といった必要最低限の関わりに留めるだけでも十分です。

相手からのリアクション待ちよりも、必要になったら自分から行動を起こした方が後々楽になります。

それ以外は歩み寄ろうとあえて苦行を選ぶ必要はありません。
小さな勇気の積み重ねによって、自分の心に自信が芽生えていくメリットがあります。

自分を責める気持ちが止まらないとしても、まだやり直しはできるはずです。

相手に避けられるような致命的な行動を起こした(ストーカー行動等)のなら別ですが、好意を悟られて避けられてしまったというケースや、今まで仲が良かったのに急に素っ気なくなった場合ならば、あなた様に否があるわけではありません。

相手には相手の事情があるわけで、そこは気持ちの変化を一歩離れて静観されることも愛情の形です。

情けは人のためならずではないですが、成果というものはいつも後になって訪れるものです。

今の絶望状態が全てではなくて、二人の関係はこれからも続きますし、この先に見えてくる未来が待っています。

大丈夫です、これまで良好な関係性を築けた二人の絆が確かであれば、今が上手くいかないようでも、遅かれ早かれまた歯車が回り出すはずです。

自分の素直な気持ちから逃げないでくださいね。