第328回「65歳が20歳に若返って、大学から人生をやり直すというドラマから」
2月5日からスタートしたテレビ朝日系ドラマ「スミカスミレ」。
家事手伝いと家族の介護のために大学進学を諦めて、気が付けば65歳を迎えていた独身の主人公(松坂慶子さん)は、恋愛経験ゼロで彼氏いない歴=年齢。
長年介護をした母が息を引き取り、天涯孤独になった主人公がひょんなことから肉体が20歳に若返って、大学生活から青春をやり直すといったストーリーです。
若返った女子大生役は桐谷美玲さんが演じています。
原作は冒頭に載せた集英社少女漫画誌『Cocohana』で連載中の『スミカスミレ』です。
現在5巻まで発売中で、最新刊の6巻は今月25日発売予定です。
原作とドラマの違いは、原作は主人公が60歳で、17歳の女子高生に若返るという設定です。
原作は未だ見ていませんが、録画していたドラマ第1話をさきほどウォッチしてみました。
漫画が元だけに、現実ではあり得ないような展開が広がるわけですが、学べる要素もあり、予想外に面白かったです。
「やり直す」をテーマにした中でも、肉体は20歳の若者だけれども、精神は成熟した65歳の女性というのがキーになっていますね。
人生経験を得た者なりの人生のやり直しという展開を期待できそうです(最も原作を全く見ていないので、想像とは違うストーリーになるかもしれませんが)。
さて、大学で人生をやり直すという物語は何もフィクションの世界の絵空事ではありません。
私自身これまで3つの大学と、1つの大学院、そして専門学校に進学してきましたが、50~60歳になって入学を果たして学びを得ている学生の方々が想像以上に大勢いらっしゃいました。
例えば慶応義塾大学通信教育課程の学生層を見ると、40代が最も多く、50代と60代は合わせて約30%も占めています。
学びのきっかけと言うのは千差万別です。
資格取得のため、生涯学習のため、人脈を広げるため、失われた青春を取り戻すため、大学や専門学校はその人がその気になった時に入学できるよう門戸が開かれているのです。
私の古い知人にも、50歳後半で通信大学に入学後、青春を謳歌している方がいらっしゃいます。
彼女は学びたいものを学び、追及したテーマを卒論にして日々多忙を極めています。
在学中に結婚を果たされて、今が一番充実しているようです。
そういう姿を見ているからこそ、私は自分を変えるための学校という選択肢を勧めています。
その一端として、人生のやり直しをテーマにしたスミカスミレをご覧になってみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
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恋愛がうまく行かずに、明日を見失っている方に向けてのコラムを20年間発信してまいりました。メールと通話を使った直接対話サービスも10年以上続けております。累計の相談実績は約5000件。
マイナビニュースでも拙コラムの一部を掲載しております。
筆者自身が20代から30代前半まで10回連続片思い失恋を経験したこともあります。
男女の心理が分からない、片思い止まりでどこからどう変われば良いのかさまよわれている方に向けて、拙コラムがお役に立てれば幸いです。
関連取得資格
公認心理師
精神保健福祉士
国家資格キャリアコンサルタント
伴走型支援士
ストレスチェック実施者
メンタルヘルス・マネジメント検定II種III種
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