第4回「『傷つくのが怖い』から抜け出す心理学|恋の不安を乗り越え、自分軸で動く勇気」
人は、本気で恋をしていると、どうしても不安になってしまう瞬間が生じます。
「話しかけて、迷惑そうな態度を取られたらどうしよう」
「LINEやインスタを交換したいけど、そんな勇気が出ない」
「今の『ただの友達・同僚』という関係を崩すのが怖い」
「本当は二人きりで話したいけど、周りの目が気になって動けない」
「休日に遊びに誘って、断られたらどうしよう……」
思い浮かべればきりがないほど、恋には様々な不安がつきまとうものですよね。
そんな時はつい臆病になってしまい、結局何も行動を起こせないまま時間だけが過ぎ、「あの時ああしていれば良かった」と後悔ばかりが残ってしまうものです。
日々、学校現場などで多くの悩める方々の姿を見守っていますが、私自身が10代だった中高生時代にも、こうしたほろ苦い経験は山ほどありました。
1. 「何もしない安全」がもたらす最大のデメリット
後から冷静に振り返ってみると、一歩を踏み出せなかった理由は至ってシンプルです。
自分に自信がなく、ただ「傷つくことを恐れて、安全で平和な道を選択していただけ」なのです。
現代はSNSなどで簡単に人と繋がれる反面、相手の反応が可視化されやすいため、昔以上に「空気を読んで行動を控える(傷つきたくない)」という人が増えています。
確かに、自分から何も行動を起こさなければ、拒絶されて傷つくことも、恥をかくこともありません。
しかし、自分の素直な気持ちに蓋をして「安全な道」を選び続けた結果、後になって心に残るのはどのような感情でしょうか。
それは、一に「自己嫌悪」、二に「自信喪失」、三に「絶望」という、強烈なネガティブな感情なのです。
2. 失敗を恐れない姿勢に、幸運は味方する
恋は冒険です。傷つくことを恐れていては、何も始まりません。
自分が動けずにただ時間だけが過ぎ、大好きなあの人に別の恋人ができてしまった時ほど、ショックなことはありませんよね。
恋をしているご自身の純粋な気持ちに、どうか自信を持ってください。
たとえ自分自身に自信がなくても、
「私はあの人が好きなんだ!」
「自分が一番あの人を想っている!」
という勢いで、胸を張っていいのです。
ほんの少しの勇気が、あなた自身を変えていきます。
- まずは小さな接点から: 話しかけるのが難しければ、挨拶でも、授業や仕事に関する事務的な質問でも構いません。
- 連絡先はストレートに: LINEやSNSを繋がりたかったら、変に駆け引きをせず素直に聞いてみましょう。
- 焦らずチャンスを待つ: 突然のデートの誘いが難しければ、まずはクラスメイトや職場の同僚として接する中でタイミングを図りましょう。
学校なら文化祭、修学旅行、グループワーク。職場ならペアでの業務や、飲み会でたまたま相席になるなど、急速に距離が縮まるきっかけは日常に潜んでいます。
「失敗したらどうしよう」という恐れを手放し、前向きに出逢いや関係構築を求める姿勢にこそ、自然と幸運の女神は微笑むものです。
3. 「思い込みの世界」から抜け出そう
勇気を出して行動した結果、予想外の反応が返ってきたり、時には傷ついたりすることもあるでしょう。
しかしそんな時は、「あんなことしなければよかった」と自分を責めるのではなく、「逃げずに、自分軸で勇気を出して行動できた自分」を心から褒めてあげてください。
たまたま今はタイミングが合わなかっただけかもしれませんし、あなたのその勇気ある行動力があれば、また別の素敵なご縁を引き寄せることができます。
「これを言ったら、嫌われるに違いない」
「誘っても、どうせ断られるに決まっている」
これらは、自信がないために勝手に自分が作り出した「認知の歪み(思い込み)」に過ぎません。
あなたの中の不安な世界観と、現実の世界は違うのです。
実際に行動してみると、「あれ? 案外あっさり受け入れてもらえた」という拍子抜けするような展開がたくさん待っています。
先が読めないからこそ、恋愛は人間を成長させてくれます。
自分の頭の中という「狭い思い込みの世界」に閉じこもらず、常に自分を磨きながら、思い切って現実の世界での恋愛を楽しんでみませんか。
あなたのそのほんの少しの勇気が、これからの人生を大きく変えていくのですから。
投稿者プロフィール
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たかさん(公認心理師 )
恋愛や人間関係で悩み、自分を見失っている方に向けた心理コラムを22年間執筆・発信。
メールや通話による1対1の心理カウンセリングは20年以上継続し、累計5,000件以上の相談実績を持つ。
大手ニュースメディア(マイナビニュース等)でのコラム掲載実績多数。
筆者自身、20代から30代前半にかけて「10回連続で片思い失恋を経験する」という壮絶な挫折を経験。
必死なアプローチによる空回りや過度な執着、自尊心の崩壊を自ら乗り越えてきた。
心理学の専門知識(公認心理師・精神保健福祉士などの国家資格)と、実体験に基づく独自のカウンセリング手法を融合。
「相手軸」の執着や過剰適応から抜け出し、ありのままの「自分軸」を取り戻すための具体的なアプローチを提案している。
相手の心理が分からない、過去の未練や執着から抜け出せないと悩む方々へ寄り添い、心の整理と自己受容をサポートする「心の伴走者」として活動中。
【保有資格】
公認心理師(心理職唯一の国家資格)
精神保健福祉士(国家資格)
国家資格キャリアコンサルタント(国家資格)
伴走型支援士
心理相談員
両立支援コーディネーター
ストレスチェック実施者
メンタルヘルス・マネジメント検定 II種・III種








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