第100回「地雷を踏む前に立ち止まって。恋愛ピンチを覆す『待つ』という行動」
「行動を起こすことで未来は切り開ける」と、恋愛に悩む方にはいつも背中を押す言葉を贈らせていただいておりますが、実はその反対に「今は何もしない(待つ)ほうが関係を悪化させない」と判断する重要な場面もあります。
それは、不安や焦りから衝動的なアクションを起こしてしまいそうになる、次のようなケースです。
- 返信の催促:連絡が来ないからと、「どうして返してくれないの?」と追撃のメッセージを送る。
- 返事の急かし:告白から数日しか経っていないのに、「それで、答えはどうなの?」と白黒つけようとする。
- 感情の爆発:相手が離れていく不安を抑えきれず、パニックになって感情をそのままぶつける。
- 致命的な一言:口論になった際、カッとして「もういい、お前とはやっていけない」と本心ではない言葉を放つ。
- 別れ際の恨み言:別れを突きつけられた際、「可愛さ余って憎さ百倍」で溜まった不満や暴言を浴びせる。
これらに共通しているのは、相手の態度によって最悪の想像が膨らみ、冷静さを失ったまま気持ちをぶつけてしまうパターンです。
こうして放った言葉が「地雷」となり、取り返しのつかないヒビを生んでしまう場面を、私自身の実体験も含めて幾度となく見てきました。
精神的に不安定なタイミングでこそ、あえて「待つ」という選択が求められます。
究極の場面で昂ぶる感情をコントロールしてグッと堪えることができた時、相手もあなたを見直し、関係が好転するケースは非常に多いのです。
実際に、「待った」ことで関係が劇的に改善した相談者様のエピソードをご紹介します。
交際1ヶ月の彼は非常に多忙で、連絡が遅いのが日常茶飯事でした。
孤独と不安に限界を迎えた彼女は、「私のことどう想っているの?」と投げかけました。
すると彼から「忙しくて相手にできずごめん。もう少しで仕事が落ち着くから待ってほしい」と返答があったそうです。
彼女は一人でよからぬ想像をして辛い時間を過ごしましたが、不満を抱えつつも彼を信じてグッと忍耐を重ねました。
結果として1週間後、彼の言葉通りに向こうから連絡が来るようになり、真剣に向き合ってくれるようになったのです。
もしあの時、「私だって時間を作ってるのに勝手すぎる!」と一方的な感情をぶつけていたら、関係はそこで終わっていたかもしれません。
好きだからこそ相手への期待や「こうしてほしい」という欲求は強くなりますが、他人の心を自分の思い通りにコントロールすることはできません。
不安で押しつぶされそうな時ほど、相手の事情を汲み取り、信じて待つ。
その静かな忍耐こそが、強固な信頼関係を築くための最も確実な一歩になります。
投稿者プロフィール
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たかさん(公認心理師 )
恋愛や人間関係で悩み、自分を見失っている方に向けた心理コラムを22年間執筆・発信。
メールや通話による1対1の心理カウンセリングは20年以上継続し、累計5,000件以上の相談実績を持つ。
大手ニュースメディア(マイナビニュース等)でのコラム掲載実績多数。
筆者自身、20代から30代前半にかけて「10回連続で片思い失恋を経験する」という壮絶な挫折を経験。
必死なアプローチによる空回りや過度な執着、自尊心の崩壊を自ら乗り越えてきた。
心理学の専門知識(公認心理師・精神保健福祉士などの国家資格)と、実体験に基づく独自のカウンセリング手法を融合。
「相手軸」の執着や過剰適応から抜け出し、ありのままの「自分軸」を取り戻すための具体的なアプローチを提案している。
相手の心理が分からない、過去の未練や執着から抜け出せないと悩む方々へ寄り添い、心の整理と自己受容をサポートする「心の伴走者」として活動中。
【保有資格】
公認心理師(心理職唯一の国家資格)
精神保健福祉士(国家資格)
国家資格キャリアコンサルタント(国家資格)
伴走型支援士
心理相談員
両立支援コーディネーター
ストレスチェック実施者
メンタルヘルス・マネジメント検定 II種・III種








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