第294回「諦めないかっこよさとストーカー扱いは紙一重だからこそ」
※夜の京都タワー
今週は俳優の山本耕史さんと堀北真希さんとの電撃婚で盛り上がっていましたね。
交際期間0日で即結婚を申し込んだという稀有なパターンだったので、ワイドショーも賑わっていました。
一部のマスメディアでは「ストーカー求婚」とも喩えていましたが、6年に渡る山本さんの熱烈なアプローチは誰もが目を見張ったのではないでしょうか。
ここでご存知ない方に向けて、山本さんの求愛劇をまとめてみました。
6年前にドラマで初共演を果たした際に山本さんが堀北さんに一方的に好意を抱き、アプローチが始まりました。
早速携帯番号を聴くものの、事務所の物を教えられるという脈なしスタートです。
その後別のドラマ共演で再会を果たした後も、変わらず(むしろ激しく)山本さんはアプローチを続けたようですが、ことごとくかわされていたようです。
そして今年の5月に舞台で共演をした際に、急速に転機が訪れました。
山本さんの怒涛のアピールは続きます。
無視され続けながらも40通ほどの手紙を送ったり、京都に向かう堀北さんを追いかけて新幹線に乗ったりなど熱烈に求愛を重ねたようです。
堀北さんの心を動かした決め手となったのは、舞台の進行で堀北さんがプレッシャーに押しつぶされそうになる中、
相手役として山本さんが支えたことが響いていたという関係者の声があります。
これほど一人の女性にアプローチし続けて手ごたえがないのに諦めない生き方はマネできるものではありません。
二人の場合は諦めない粘り強さが愛を結んだ美談として話題になりましたが、成果が出なければストーカーと紙一重ですよね。
かつて野口英世も年下女性への一方的な片思いが玉砕に終わりましたが、とことん一人の異性に夢中になると、なかなか自制心が利かなくなるものです。
ナイナイの岡村さんが27日のラジオ番組で、二人のニュースに対してこうコメントしています。
「山本君には悪いけど、何の悪気もないけどもストーカーを増やすことになってしまったよね。
事実(なれそめは)こうやったんですって何の悪気もなくお話ししてくれたんでしょう。
でも、本当に言うてはあかん…」と山本の手法をまねする人は「ストーカー扱い」されかねないと主張。
山本の求愛が問題にならずに成功したのは「フェイス(ルックス、見た目)も素晴らしいから成立している。
特例中の特例。山本君だからこそ。フェイスがあってこそ。ギターもうまい。
どんな人でも合わせられるタイプだと思うんですよ」と呼び掛けた。
ナイナイ岡村隆史が山本耕史の求婚方法に意見「ストーカー増やす」より引用
山本さんと堀北さんのケースは特例だとして、多くの場合は脈がないならば、引き際というものを意識しなければならないでしょう。
以前コラムで紹介したカーネル・サンダースが1009回断られたエピソードや、
エジソンが電球を発明するのに1万回以上実験を繰り返した話も、共通して諦めなかった者勝ちであるとは言えます。
ただし注目すべきはその対象です。
二人とも同じ人間や材料に固執せずに、断られたら(成果が出なければ)すぐ次に切り替えて、
受け入れてくれる(最適な材料)対象に巡り会うまでひたすらアプローチをしてきたのです。
諦めない勇気と諦める勇気、いつも相反する二つの選択に心は揺さぶられるものですが、
引き際さえ意識してれいば泥沼に足をつっこんでしまうようなリスクは避けられます。
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