第3回「片思いが辛くなったら」
みなさんは今、どんな恋の旅路をさまよっているのでしょうか。
楽しいですか?苦しいですか?
その人を好きになってどのくらい経ったでしょうか。
片思いは恋愛の中でもっとも楽しい期間だと言われています。
片思いの醍醐味は、振り向かせるために試行錯誤することで、輝いている自分を実感できるからです。
日々あの人と近づくためにどのようなアプローチに移ろうかの妄想から、生きる活力を与えてくれる要素もあるでしょう。
でも、片思いは決して楽しいことだけではないですよね。
自分の思い通りにならないことのほうがたくさんあると感じませんか。
相手が他の異性と仲良く話しているところを見てしまったり、自分に対してと他の異性に対しては態度が違ったりして、相手の一挙一動が気になるあまりに、些細なことに敏感になるものです。
その苦しみは、今まさに片思いを体験しているみなさん自身が一番よくわかっているのではないでしょうか。
片思いは、相手の心の中に自分の存在がどのように位置付けされているのかが読めない部分があるため、不安要素になるのです。
思い切って気持ちは伝えたものの、相手が受け入れてくれなかった(告白した)。
相手には既に恋人がいる。
相手には別に片思いしている人がいる。
相手に異性として見られていないれていない。
告白して振られるのが怖い……。
それなりの理由があるわけで、想いが叶わないから片思いが続いているのですね。
片思いの期間が短いにしろ長いにしろ、ある出来事で自分に自信を失ったり、落ち込んでしまうことが多いのではないでしょうか。
そんな時はちょっと一休みして、好きになった人と出逢ったあの日を思い出してみて下さい。
はじめてあの人と出逢って話せた時、胸の中でワクワクやドキドキの感情が絡み合い、そういった人と出逢えた喜びでいっぱいだったのではないでしょうか。
よく考えてみると、好きになった人との出逢いの場は、学校や、塾、職場やイベントなど様々ですが、二人はすごい確率で出逢えたわけです。
「あの時、~してなかったら、~に行ってなければあの人と出逢えなかった」
と考えてみると、出逢えたことの神秘さ、ありがたさが改めて伝わってきませんか?
ある程度好きな人に出逢って時間が経つと、最初あった新鮮さが失われ「もっと相手に自分を知ってもらいたい」「自分だけを見てもらいたい」など我欲が強くなってきますよね。
でも、それは決して欲張りなことではなく、人間の感情として自然な流れですが、求めるあまりに、胸が躍った"あの瞬間"を忘れてしまってはいないでしょうか。
欲望が高いということはそれが叶わなかった時、代償として心のダメージも比例して大きいです。
上手くいかない現実から、いっそのこと叶わぬ恋だと悟って諦めようなどと思い詰めたら、ぜひ出逢えた頃のあの感動を思い出して欲しいのです。
片思いの苦しみを乗り越えて、片思いから両思いへと成就できれば最高に幸せですよね。
いつかそうなることを信じて、好きな人への想いを大切にして下さいね。
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