第115回「恋愛が上手くいかなかったら、資格を取ろう」その2
前回に引き続き、資格を推奨する理由を説明します。
「そう言っても、自分は頭が悪いし、そもそもどんな資格に挑戦したら良いのか分からないんだよな」
このように、諦観と希望の気持ちの狭間で揺れ動いている方もいるかもしれません。
資格を目指すのに、頭の良し悪しは肝心ではありません。
むしろ、学生時代に成績が良くなくて、恋愛も思うようにいかずに、そんなダメな自分から成長したいという気持ちがある人間ほど、資格取得において強い原動力になるのです。
私自身は中学時代の成績はいつもオール3くらいで、高校時代の3教科代ゼミ偏差値は40台でした。
学生時代は、勉強が嫌で嫌で、ゲーム第一主義の生活を送っていたわけですが、恋愛にも破れ続け、人生も怠惰に過ごしている自分に危機感を覚えて、大学3年21歳の時に、漢検2級から資格取得をスタートしました。
以後、
漢検2級→秘書検2級→漢検準1級→秘書検準1級→宅建→社会福祉士→精神保健福祉士
という順で、全て独学学習法で突破してきましたが、手始めに少し背を伸ばせば届きそうな漢検2級から着手したことが何より大きかったです。
資格の種類やきっかけは何でもいいんです。
いまいち思い当たる節がないのならば、
「前から興味があった」
「この資格を取れば就職に有利」
「昔こんなことで成功したことあったという過去の栄光体験」
をもとに、選んでみてください。
いきなり難関資格を掲げるのでなくて、あくまでも「少し頑張れば取れそうな資格」をターゲットにすることがモチベーションを維持できるコツです。
難易度的に見れば、世の中レベルが高くて、取得困難な資格が多数ありますが、大切なのは、その結果から自分の生き方に自信を持てることなのです。
小さな成功体験の積み重ねは後の人生や自分の判断思考に大きな影響を与えます。
資格に合格することで、実力をお墨付きしてもらえるわけですが、自分自身で「自分はやればできる」と、 認めてあげられることが、恋愛面や仕事面においても、自己実現を果たせるために大きな得につながります。
また、資格合格の暁には、それまでに思いもつかなかったような新しい考えが芽生えるものです。
私も、漢検2級合格後までは、準1級にチャレンジしようとは夢にも思っていませんでした。
このように、資格挑戦を先入観や固定観念を拭い去って、自分の力を信じて立ち向かえるチャレンジ精神や忍耐力を培えるのです。
「実は挑戦してみたい資格があるけれども、いまさら遅いと思ってしまうんだよな」
新しい何かに挑戦するのは、ワクワクだけではなくて、変わる自分への恐怖の気持ちもあるでしょう。
現状維持は楽ですが、少なくとも生活スタイルが変化するのですから、躊躇してしまう心境も想像できます。
でも、ほとんどの資格は年齢制限がありませんし、実際に10~90代までの老若男女色々なバックグラウンドの方々が挑戦しています。
実際に30代後半で私が取得した社会福祉士資格を取得して、望んでいる会社に就職できた方もいらっしゃいます。
やる気になった今からがチャンスです。
もしもこの記事を読んで資格挑戦に興味が湧いてくださったら、
1000以上の資格を紹介するサイト「資格キング」や、書籍『資格取り方選び方全ガイド〈2016年版〉』を参考にしてみてください。
新しい出逢いがそこにはあるかもしれません。
最後に、高学歴でなくとも、難関資格を取得できてその後の人生を大きく変えたお三方の紹介をします。
1.大平光代さん 代表作『だから、あなたも生きぬいて』
中卒→宅建→司法書士→司法試験合格
2.臼井由妃さん 代表作『お金持ちになる資格の取り方・活かし方』
短大卒→33歳で会社経営→宅建、MBA、行政書士、理学博士等短期取得
3.小林智仁さん 代表作『こんな俺でも宅建・行政書士試験に一発合格できた!』
ヤンキー→高校中退→3カ月で宅建合格→5カ月で行政書士合格→行政書士事務所開業→地方議員
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません