第319回「出逢いがない!本当に出逢いがない!ああ出逢いがない!」
10月から12月にかけての二ヶ月間、いくつかの大学の学園祭や、同僚との飲み会に参加してきました。
定番ネタのように、10代後半から30代前半までの女性の恋愛観や本音をポロリと聴かせていただくことが出来たのですが、異口同音のように出てきたのが、
「恋愛したい!けど、出逢いがない!」
という嘆き節でした。
19歳の大学1年生、卒業を控えた22歳の大学4年生、28歳と32歳の社会人女性など、それぞれ置かれている環境と年齢は異なれど、共通してそうぼやいているのです。
中には、もう4年以上恋人がいないと淡々と語っていた方もいました。
目の前の乙女達は、傍から見ても彼氏がいそうな今時のかわいい女性です。
男女共学の大学や職場に通っているので出逢いがないはずがないのに、何で恋愛に縁がないのかその理由を尋ねてみたところ、各々は以下のように分析していました。
・仕事が忙しすぎて恋愛に没頭している余裕がない。
・自分に自信がないから、気になる男性がいても話しかけることすらためらってしまう。
・そもそも学校(会社)と家の往復で、恋愛対象になるような男性が周りにいない。
・なぜここまで恋愛運がないのか自分でもわからない。恋愛するという感覚を忘れてしまった。
・友達に彼氏持ちがいるけれども、いつも一緒にいるのは同じように独身でフリーの女子ばかりだから。
このように客観的に要因を口にしている方もいれば、どうしてここまで恋愛に縁がないのだか分からないと悩んでいる女子もいました。
前にも書いたように、彼女達は自己評価が低いようでしたが、傍から見ても十分にオシャレでかわいいですし、彼氏の一人や二人がいてもおかしくありません。
実際に私から見てもモテてもおかしくないような容姿やコミュニケーション能力を持っています。
しかし、お経のように唱える
「出逢いがない!あ~出逢いがない!」
というその言葉を横で聴いていると、
呼応してこう叫びたくなるのでした。
本当に恋愛をしたい気があるのかと。
彼女達は私が見た印象では、出逢いがないと口にしているものの、今の生活に特別不満を感じているようには受け取れませんでした。
なにより、出逢いの場を積極的に求めて足を運んでいるようなエピソードが皆無なのです。
会社も学校も忙しいなりにそれなりに充実している。
休日も一緒に過ごす仲良しの友達がいる。
彼氏は欲しいけど、あえて今の生活を変えてまで手にしたいとは思わない。
あわよくばこんな自分を好きになってくれる男性がやってきてくれれば恋愛できるかもしれない。
このように、受け身の姿勢が共通して伝わってくるのでした。
もちろん、恋愛にがっつきすぎるのは、逆にチャンスを遠ざけてしまうことにもなりますが、自分から出逢いを求めずに、棚からぼた餅のように白馬の王子様が舞い降りて来るのを待っていていたのでは、恋愛の縁をつかむことは難しいですよね。
焦りは逆効果ですが、良縁をゲットするためには、「待てば海路の日和あり」の効果は薄いのです。
いやいや、現状維持が楽だし、行動を起こすのも人に頼るのも面倒くさい。
自分に自信がないし、恋愛をしている自分が想像できないし、傷つきたくないからこのままでいいや。
この前思い切って行動したけれども、タイプの人間に巡り会えなかったからまた同じ事の繰り返しになるだろうし。
脳はいつでも「出来ない理由」「傷つかない道」を選ぼうとするものです。
けれども、このような口癖や思考が続いていたら、もしかしたらまた1年後も同じような嘆きを飛ばしている自分がいるかもしれません。
人生は本当にあっという間に過ぎ去って行くものです。
1年、2年、3年と、瞬く間に経過してしまうでしょう。
「このままでは恋愛のチャンスはつかめない。自分の行動を変えないと!」
そう、どこかで運命の歯車を調整する必要があるのです。
最後に得をするのは、早く気づいたもの勝ちなのです。
私の知り合いで、70歳になって初めて本気になった年下女性に好意を伝えたことで、結婚に至った男性もいます。
好きになった女性に包み隠さず本音を伝えた。
それだけのシンプルな行動です。
そこに年齢の差も自信の有無も関係なかったようです。
本気になったその時、その瞬間からでも遅くはありません。
今更ではなくて、今からなのです。
関連サイト:
社会人になったら出会いがないと嘆く女性が行く10の場所
「いい出会いがない」と言うほどいい出会いがなくなる理由とは。
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