第291回「脈無しの相手と脈有りの相手を同時進行するメリットは」

2015年11月30日上手くいかない恋愛関係とんとん拍子,恋愛

※鎌倉鶴岡八幡宮にある正子石(別名:姫石)

 

勉強、仕事、恋愛、どれを取っても、一辺倒であることは諸刃の剣でもあります。

上手く行っている時は充足感に満ちていますが、傾き始めると、心のバランスが一気に崩れてしまう脆さがあります。

そんな時に、「AがダメでもBがある」という逃げ道や他の支えがあるかないかで、

立直りと切り替えの早さに雲泥の差が生まれます。

例え脈無しの相手に受け入れてもらえなかったとしても、傍にそんな自分を認めて必要としてくれる存在がいることで、失われつつある自尊心を取り戻せるようになるのです。

上手くいかない相手に傾注するデメリットとして、どんどん自分に自信がなくなって行き、誤った判断を下したり、偏った思考に支配されるようになるものです。

自分の努力が足りないからとか、もっと自分磨きをしないと振り向いてもらえないという焦燥感に駆られるものですが、実際には努力すればするほど空回りしてしまうものです。

上手く行く相手とは、特別な努力等は一切不要なのです。

俗に言う、トントン拍子に事が運ぶように、肩に力を入れなくても関係が進展します。

例えば、脈無しの相手と、頑張らなくても上手く行く相手(以後脈有りと表記します)に、同じ文章を送信するとします。


「今日も暑かったね。今何してる?」

「今度の日曜日遊びに行かない?」


脈無しの相手ならば、十中八九既読・未読スルーされるか、返事が来ても、上手くかわされることでしょう。


一方で脈有りの相手ならば、

「こんばんは♪今日も暑かったですね~。今仕事から帰ってきてのんびりしてました。○○さんは何してましたかぁ?」

「日曜日OKです♪♪楽しみにしています!」

嘘のようにスムーズにやり取りが成立します。


そこには駆け引きやテクニックなど不要です。

ただ思い立ったままの内容でも、日記、ツイート系の短文でも、一つ一つを拾い上げてくれるのです。

時には相手の方からこちらに質問を返してくれて、ラリーのように会話が続くわけです。

以上のように、脈有りの相手は、何もかも肯定的に捉えてくれるのです。

この明暗の差は相手の自分に対する好意レベルによって分かれてくるのですが、

脈有りの場合、脈無しの相手に拘泥することがバカバカしいくらい反応に違いが見られます。

心に余裕を保つためにも、一方的な執着を薄めるためにも、一人にこだわらずに、自己受容してくれるような味方を見つけてみてください。


こう言うと、

「そんな相手がいないから悩んでいるんだよ!」

という心の叫びが聴こえてきそうですが、実在するのです。

頑張らなくても味方になってくれる同性の親友のような異性が。

相談者様の中にも、脈がない相手に限界を感じていたところ、

自分に好意を抱いてくれる異性数名にアプローチされたことで、本命に興味をなくして別の恋に切り替えたという方もいらっしゃいます。

仮に10人に断られたとしても、20人にアプローチすれば、1人は自分を気に入ってくれる異性は存在するものです。

時には恋愛関係に進展させようとせずに、異性の友達のように信頼関係を築いて行けば、相手は心を開いて味方になってくれるかもしれません。

そういう人間と出逢える場については、また別のコラムで取り扱います。

2015年11月30日

Posted by TAKA