第14回「恋を失い、明日を思い悩んでるあなたへ」
ずっと一緒にいられると思ってた。
あのままいつまでも仲の良い関係でやっていけると思ってた。
大切な人を失った哀しみは、結局は自分だけしかわからない。喪失感も計り知れないものなんだ。
ふと街を歩けば、無意識にあの人の面影を探して、街行く異性の後姿を目で追っている。
仲の良い友達と遊んでいたり、他の異性と会っている時も、顔では笑っていても、心の中には、悲愴感と虚無感で膨れ上がっている。
皆と離れ、一人になって思う。
「自分は世界でたった一人ぼっちになってしまった。あの頃に戻りたいよ……」
考えれば考えるほど、自分がちっぽけな存在に思えてきて、
「もう二度と幸せになんてなれるわけないんだ」 と絶望の淵に立たされて、連日連夜ただ涙するばかり。
あの時代のあの曲が耳に流れてくると、楽しかった思い出が鮮明に脳に思い浮かび、輝いていた自分とあの人がフラッシュバックされてしまう。
悩み相談系サイトで、自分に似た人間の書き込みを見ながら安堵し、「また頑張ろう!」と一瞬活力が湧いてきたのはいいものの、変わらない現実に自己嫌悪。
その度に涙し、その度に孤独になり、それなのに毎日あの人からの連絡を待ち侘びていて、携帯の着信に一喜一憂する変わり果ててしまった自分。
もう、二度と人を愛することはないんだ。いっその事このままいなくなってしまいたい……
私は今までの人生の中で何度も、失恋を繰り返し、思い通りにならない現実から消えてなくなりたくなる衝動に駆られる瞬間がありました。
でも、そんな自分も、何度も失恋を繰り返す度に、人を愛する喜びを知りました。
悩みを抱える人達の力になりたくて、サイトを通じてたくさんの心優しい方々と出逢う事も出来ました。
哀しみから卒業して、その先にある光が差す世界へともに進みましょう。
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