第23回「自分の恋愛に限界を感じたら」

もう限界だ。自分の力ではどうすることも出来ない。


今まで、自分の出来ることは全て尽くしてきたつもりだったけど、相手が変わってくれるような気配は一向に見られない。

恋愛の過程では、時に自分の出来ることの限界を感じる瞬間ってやってくるものですよね。

我慢、葛藤、絶望

「もうこれ以上相手に自分の想いは届かないだろう」と痛感している今、自分の力で運命を動かすような気力や自信が失せている状況だと思います。
  


そんな中でも胸の中に残っているのは、かすかな期待と希望。


「もしかしたら相手が変わってくれるかもしれない」


という願望を、なかなか拭い取ることは出来ないものです。
  

今の恋愛に限界を感じている時、頭に浮かぶのは「別れ」の二文字かもしれません。


自分の力ではどうすることも出来ないと悟ってしまったら、絶望的な気持ちに苛まれても無理はありません。

でも、そんな窮地に立たされている状況だからこそ、すぐに決断を出さずに、一旦引いてみて冷静に自分の本当の気持ちを整理して欲しいのです。


  
もう駄目だと答えを出している瞬間も、見方を変えればもしかしたら、救済の糸口は案外身近なところに隠されているかもしれません。


自分だけの思い込みでもう何もかもお終いだと結論付いていませんか。


大切なあの人と少し距離を置いて、気持ちを見つめなおして見ませんか。

距離を置くことは、別れに直結する選択肢ではありません。

相手に自分の存在を再認識してもらい、自分の気持ちを整理するための冷却期間にもなるのです。

事前に相手に決意を伝えるのでもいいですし、口で表さずに自分からは連絡を断つのも良しです。

ちなみに私はこれらの選択で、意中の人との絆がいっそう深まりました。
  
距離を置くことでもしかしたら、このまま自然消滅してしまうのかもしれないと恐れを抱いてしまったら、この行為は
恋愛のターニングポイントにもなり得るのです。

お互い近くにいるからこそ見えにくくなってて、忘れている大切な気持ちもあるのです。


強い絆がある二人だもの。
そう簡単に仲が引き裂かれはしませんよ。


存在の大きさや相手の長所ってある程度の時間が経って、一人になって気付けるのです。

距離を置くことを恐れないで。

まずは、自分からはメールやLINE、電話などは控えてみてください。

過酷のように思えるこの選択によって、唯一新しい可能性が見出せる場合もあるのです。
                        

投稿者プロフィール

TAKA
TAKA
恋愛がうまく行かずに、明日を見失っている方に向けてのコラムを20年間発信してまいりました。メールと通話を使った直接対話サービスも10年以上続けております。累計の相談実績は約5000件。
マイナビニュースでも拙コラムの一部を掲載しております。

筆者自身が20代から30代前半まで10回連続片思い失恋を経験したこともあります。

男女の心理が分からない、片思い止まりでどこからどう変われば良いのかさまよわれている方に向けて、拙コラムがお役に立てれば幸いです。


関連取得資格

公認心理師
精神保健福祉士
国家資格キャリアコンサルタント
伴走型支援士
ストレスチェック実施者
メンタルヘルス・マネジメント検定II種III種