第70回「好きになっても、異性に相手にすらしてもらえない時には」
自分はモテないから、この先誰かと付き合えることなんて夢のまた夢だ。
私のサイトに訪問される相談者様の中で、
好きになってもいつも片思い失恋で終わってしまう。
付き合えたことが一度もなくて恋人いない歴=年齢のこの人生のままでは焦って焦って仕方がない。
という、交際経験の皆無が要因である焦燥感や、友達止まりで終わってしまうための自信喪失で苦しんでいる方が多いです。
とりわけ、この類のお悩みを抱えているのは、男性が多いのですが、かくいう私も10代後半の高校時代から大学時代にかけては、多くの女性にあしらわれ続けてきて散々な目に遭ってきました。
少しでも気休めになるために、今でも記憶に濃く残っている私の悲しい異性経験を7つほどお送りしたいと思います。
まずは、高校時代に遡ります。
1.前から気になっていた女子がいて、席替えで隣の席になることができたのをきっかけに、勇気を出して話しかけた結果、意外と好感触だったので、
「もしかしてイケるかも」と希望に胸を膨らませて帰宅したその日の晩でした。
気になっていた子の女友達からメールが来て、
「○○ちゃんは、彼氏がいるから、他の男性と話したり、仲良くしてはいけないから、 これ以上付き纏わないでおいて」
と、間接的に門前払いの一撃を喰らわせられたのです。
2.大学のオープンキャンパスで出逢った地方出身の女性に一目惚れして、その3日後にメールで告白したところ、
「本当に嬉しい!これからもよろしくね!(^O^)/」
まるで恋人として受け入れてくれたかのような反応に有頂天になっていたものの、本当に彼氏として付き合って行けるのか後日改めて意思確認したところ、実は彼女には付き合って数年になる彼氏がいて、私のことは、
「仲の良い友達としてしか見れなかった」
と、メールでノックアウトをされたのです。
3.自分の電話番号に近い番号にメールを送ったら、相手は同級生でしかも仲良くなれたメル友の女性と、1年後に実際に逢うことができました。
外見も性格も、想像以上に自分のタイプだったので、その数日後にメールで告白しました。
返事は即答ではなく、数週間後にこちらから返事を催促したところ、きっぱりと、
「やっぱり異性としては見れなかった。だから私のことは好きにならないで欲しいの」
と、おなじみのあの一言を返されたのです。
4.同じく出会い系サイトが世に生まれ始めた時期に、知り合った女性から、「自分の顔写真を送って欲しい」と懇願されたので、そこまでルックスに自信があったわけではなかった自分は、「でも、顔見て引いたりなんかしない?」とメールを返したら、即レスで、
「私は顔で男は判断なんてしないからヘーキだよ!(@@)」
と、慈悲深い言葉が送られてきました。
ばっちり決めた免許証サイズの証明写真を一枚を送ったところ、それまでの日が嘘だったかように連絡が途絶えたので、おそるおそる理由を聴いたら、
「ごめん、正直顔がタイプじゃなかった(汗)」
と単刀直入に冷酷な一言を言われました。
5.冬に知り合った近所のメル友と、知り合って三か月後の春に会うことができて、相手も笑顔で楽しく過ごしていたので、自分ではつかみが良好だったものの、その後どれだけ誘っても、
「花粉症だから外に出たくないの」
と、もっともらしい言い訳で何度もかわされて、その度に問い詰めていたら、アドレスを変えられて音信不通になりました。
続いては大学時代初期の出来事です。
6.大学1年次に初めて学科生から誘ってもらった3対3の合コンの出来事です。
7.サークル合宿の夜、男女のねるとんパーティーのような宴が催されましたが、異性経験が少なかったために、あまりにも異様な空間にビビってしまい開始2分で立ち去りました。
一人寂しく孤独を紛らわせるかのように、自分の部屋で床に臥したものでした。
以上7つの痛い実体験を取り上げましたが、20代前半までは、ろくに女性と付き合った経験がなかったので、その分「一日でも早く彼女が欲しい」というガツガツしていた自分がいましたが、誰にも相手にしてもらえませんでした。
しかしながら、あの数々の経験があったからこそ、恋愛に不器用な方を支援するこのサイトを立ちあげることができたので、今では昇華されています。
それだけ痛い目に遭っても、女性不信になってドロップアウトなかったのは、それでも、「異性の素晴らしさ」と「恋愛の可能性」が勝っていたからだと思います。
私がどうして女性に相手にされないのか真剣に考えた結果、辿り着いた原因は、自分の性格にあるように思えました。
女性に対して嫌われるのを恐れて、女性にへつらってしまい、自分らしさを発揮できなかったり、女性のお願いに「NO」を言えずに、こんな自分を持っていない私は、「イイ人」止まりだったのでしょう。
「これだけは誰にも負けない」といった実績や努力の経験が皆無だったため、心の余裕や確固たる自信がなかったので、私の余裕のなさが女性に悟られてしまったのだと思います。
いわゆるモテる人間というのは、相手に媚びることもなく、自分をしっかり持っているので、相手のペースに振り回されることがない。
そんなスマートな生き方におのずと異性は付いてくるものです。
まさに自分はモテる人間の正反対のタイプでしたし、不器用すぎてテクニックもなければ、相手にアピールできるものは皆無でした。
ですが、さすがに、それだけ多くの女性に相手にされないと、「このままではいけない」という危機感が強く芽生えますし、モテようと必死になるものです。
気付いたその日から生まれ変われます。
最後に紹介した7のエピソードの1年半後には、あれだけ悩んでいたのが馬鹿馬鹿しかったかのように、自然に恋人ができていました。
私の弱いところも個性も全て受け入れてくれた心優しい女性でした。
私はモテる人間ではありませんし、最近も恋愛が思うように進まない経験も何度か経験していますが、「女性にも相手にしてもらえずに、一生恋愛からは縁がない人生の悩み」からは脱却できました。
たった一度成功体験さえ実感できれば、自信がつきますし、それまでの苦労も一気に報われます。
この先、運命の出逢いがあった時に、私とあなたで“良き恋の戦友”として思い出話に花咲かせたいものです。
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