第92回「告白されて断わったけれど好きになった女性の体験談」

2015年12月2日実体験・人間考察コラム

タイトルを見て、「もし自分にそんなミラクルが訪れたら、どれだけ嬉しいことか」なんて思われた男性陣に贈るコラムです。


長年サイトを運営してきた中で、告白して断られたから女性から、逆告白された男性の体験を何度か耳にしたことがあります。
 
かくいう私も体験済みなわけですが、広い世の中を見渡せば決して珍しい話ではないのです。

一方では、「告白してくれた男性を振ってしまったけれども、後になって好きになってしまい悩んでいる女性の声をお聴きしたこともありました。

どうしてこのような心境の変化が起こるのか、寄せられた体験の中で事例別に振り分けた4つのパターンから紹介します。

1.告白がいきなりすぎて、相手のことをまだよく知らないから断ったけれども、それから異性を意識するようになったケース。

 
男女の恋愛感情が生まれるスピードやメカニズムの違いがうかがえます。

男性は、一般的に好きになったり、タイプの女性が現れると、気持ちが盛り上がって、自分の彼女になってもらうためにアピールやアプローチを繰り出します。

勢いのまま出逢って短期間で告白する場合も多く、女性からしてみれば気持ちがまだそこまで盛り上がってない段階なわけで、「早すぎるし、まだ好きにはなれなかった」といったお断りの言葉をかけてしまうのです。

告白に断られたことによって、大抵の男性はテンションダウンして、身を引いてしまうのですが、あれだけ自分に好意を寄せてきた男性がいきなり去ってしまったことから、はじめて「実は好きかも」と女性が気付くこのパターンもあるようです。


2.それまで気にはなっていたけれども、友達としての好きか異性として好きかわからなかった。でも、後になって恋愛感情に気付いた。

お互い出逢ってから時間が経っているケースです。


相手の人間性に信頼を寄せていて「好き」という気持ちがあるのだけれども、いざ相手から告白されると、動揺しながらも冷静にそれまでの関係を振り返るのです。
 
そして良き友達や同僚としての関係を崩さないために、「これはやっぱり人としての好きなんだ」と、自分を納得させるかのように答えを出すようです。

それからしばらくして、男性からの告白がまるで魔法であったかのように、実は男性として好きであるのことに気付いたり、心境が変化するようです。


3.その時は付き合っている彼氏がいたけれども、一人になった時に、ふと思い出して「付き合っていたら今頃幸せになっただろうか」と、IFストーリーを巡らせてしまうケース。

タイミングが悪く、告白された時に彼氏がいたために、恋愛対象としては考えられなかったけれども、別れて一人になった時に、

「もしも彼と付き合っていれば、違った未来があったかな」
 
などと、昔、告白してくれた男性を思い出すパターンがあるようです。

しかしながら、ほとんどの場合は、「今更遅いし、諦めるしかない」と自己完結して過去の出来事と割り切ってしまい、自分から告白したり、相手に自発的に連絡するケースは少ないようです。

  
4.何度も告白されているうちに好きになった。

    
相手の熱意に気持ちが傾いたパターンです。

ちなみに私自身も同じ女性に3回告白したことがあります。
 
成功例を見ると、タイミングや環境の変化の中で、遅咲きでも告白の効果は表れています。
 
好意の返報性のように、真剣な気持ちは相手の心に響くようです。
 
ただし、「しつこい」と「情熱的」は紙一重なので、相手の反応を無視して気持ちを押しつけすぎると、ストーカー的印象に植え付けてしまう恐れもあります。
 
以上4つのパターンを紹介しましたが、いずれもその時は「付き合うなんて考えられない」と思って告白をお断りしたけれども、相手の男性が目の前からいなくなって寂しさを覚えたり、存在の大きさに気付けた際に恋愛感情が芽生えるようです。

自分の気持ちに気付いた女性が逆告白をしたり、アプローチした結果はどうなると思いますか。
 
みなさんがされる立場ならば、二つ返事でOKするかもしれませんね。
 
ところが、私が聴いたケースでは、成功率は五分五分くらいでした。
 
一度好きになった女性からの願っても無い展開なのになぜか。
 
それは、人の気持ちや置かれている状況は、時間の流れの中で移り変わるからです。

告白されてからまだそれほど時間が経っていなければ、相手の男性も待ってましたとばかりに受け入れてくれることが多いですが、半年以上など長い時間が経過してしまっている場合は、相手に他に好きな女性が現れてしまっていて、時すでに遅しのパターンです。

告白したけれども、断られた男性からすれば夢のような物語かもしれませんが、実際の恋愛ではこのようなパターンもあるようです。

 
恋愛はタイミングです。

人の気持ちに絶対はないので、たとえ今うまくいかなかったとしても、告白さえしていればもしもの可能性もあるのかもしれませんね。
 
最後に、もし今まさにこのような悩みを抱えている女性がいらっしゃったら、善は急げですぐに行動されることをお勧めします。

告白に敗れて自信を失っているかもしれない男性が、あなたからの真心を伝えられれば、救われますし、喜びもひとしおですから。
 
この場合は先延ばししないで早い方がお互いにとって納得がいく展開になりやすいです。

2015年12月2日

Posted by TAKA