第357回「既読無視されたら一時停止して鬼毒消化に努めましょう」

上手くいかないネット、SNS、メール

2018年初コラムです。

前回は2017年6月11日だったので、半年以上ぶりの新作になります。

この間、個人的に恋愛体験を重ねていたというのもありますし、恋愛カウンセラーとして老若男女の相談者様から通話とメールで十人十色の恋模様をうかがわせていただきました。

今年は少しずつコラムの中でそこから学んだことを反映して行きたいと思っています。


さて、今回のテーマに「既読無視」というキーワードを使っている時点で、おおよそどんな話を展開するのか察していらっしゃる方は多いのではないでしょうか。

言うまでもなく、「LINE」の代表機能なわけですが、この既読無視によって心を振り回されている方がいかに多いことかを、2017年の相談ケースからも把握しています。

今やLINEの国内登録数は7000万人を超えています。
LINEを使っていない人間の方が珍しいくらい社会に浸透していますよね。

コミュニケーションを円滑に進めるためのツールなはずなのに、時に激しく心を揺さぶられる場面が生じるようになりました。

既読無視現象によって、現代病と揶揄されるくらい心への影響を及ぼされることが増えてきました。

相手が特別な存在であったり、失いたくない関係ほどその反動は大きくなるものです。

これから展開する内容は「既読無視をされたことで引きずってしまう方向け」なので、既読無視をされても全く気にしない方は今回の記事を”未読スルー”されることを推奨します。

 

既読無視をされたことで生じる心境の例としては、


内容が悪かったから引かれてしまっているのか?
私のことを嫌いになったから?
彼氏・彼女と一緒にいるから?
もう自分との縁を切ろうとしているから?

このように疑心暗鬼のスパイラルにはまってしまい、どんどん相手への不信感が募っていくようになります。

そうして自分の頭の中で作り上げた既読無視の仮説を解明させて安心するために、追撃メッセージを送るものの、再び既読無視という結末が待っていたとします。

すると、「もう修復不可能なくらいお互いの関係が悪化してしまっている」と痛感してしまい、最終的には「もうダメだ」と失望するようになってしまう恐れがあります。

でも、このまま終わりたくない。
なんとかして関係を戻したい!

という切なる思いを抱えて私に初めてご相談くださる方(特に女性)が年々増えています。

起死回生の秘策は「鬼毒消化」に尽きます。

 

・・・・意味わかんねぇ〜

 

と感じる方がほぼ全員でしょうね。

そこで、その言葉の真意を説明したいと思います。

 

● 自分を責める心理から相手を責めるようにシフトする

既読無視をされた段階で、最も危険なのは「想像で作り上げた相手の心境から判断して次の行動に移ること」です。

私達は相手の立場になって考えることの大切さを小学校の頃から何度も教わってきましたよね。

ところが既読無視をされた場面で考えすぎてしまうと、正しい解釈ができずに悪い方面に考えを巡らせて、関係をこじらせてしまう可能性が高いです。


前述した「仮説例」をもう一度おさらいしてみましょう。


内容が悪かったから引かれてしまっているのか?

私のことを嫌いになったから?
彼氏・彼女と一緒にいて邪魔にされているから?
もう自分との縁を切ろうとしているから?

改めて見ても、既読無視の理由を「自分」に向けていますよね。

自分から発信したメッセージだから、自分に責任を求めるのが当然だと思いがちですが、そもそもそこまで事を重く捉える必要がないというのが悩み解決の正体です。

既読無視をされたことで、自分の全てを否定されてしまったような無力感や失望感に潰されてしまう必要はないのです。

既読無視をしている側としては、実際は自分が推測しているような心境や理由ではない可能性の方が断然高いのですから。

たまたま返せるような状況や心理ではなかっただけ。
なんて返したら良いか分からずに返せなかっただけで、マイナス印象を与えたわけではない。
相手の中ではキリがよくて、返す必要がなくて完結した。
返すのを忘れていた。
じっくりと考えているから未だ返せていない。


相手との関係や送った内容によりますが、大抵はこのような理由である場合が多いです。

中には、あなた様のことを思っているから敢えて既読無視をしていることもあります。

例えば、喧嘩した直後のカップル間のやり取りであったり、復縁を求めるような内容を送られたら、感情的に返すよりは少し時間を置いてから対応を考えたいという思いでスルーしていることも考えられます。


いずれにせよ、既読無視の理由を自分の中で考えすぎたり、極端な解釈をしても何のメリットはありません。

考えれば考えるほど相手への怒りや不満が募り、「あの時あんなことを言ってしまったからだ」という自責の念から、

これだけ想ってるんだから応えてくれて当然だろう!
無視するなんて人としてどうなんだ!!
せめて一言返事くらいはできるだろう!!!
ここまで自分を追い詰めるなんて許せない!!!!

と、怒りや失望スイッチがONになってしまう可能性があります。

もうお分かりですが、まさに心に「鬼」が生えていて、「毒」に侵されている状態です。

自分の中で否定されたという仮説を認められずに、相手を振り向かせるために連絡を重ねてまた無視されてしまうというスパイラルに陥る前に、何よりも鬼毒の感情を「消化」するという選択が大切になってきます。

では、既読無視されたら具体的にどんな行動に移せば良いのかと言うと、

既読無視をされたら、追撃メッセージも送らず、何もしないで放っておく

ということが基本になります(中には関係上連絡をせざるを得ないことになった場合は、無視されたことには触れずに送ると良いでしょう)。

既読無視を無視する行動とも言えますね。

これが簡単そうに思えていざ行動に移すと難しいんですよね。

やっぱり何もしないと無意識的にでも要因を考えてしまいますし、自分の心を納得させるために、相手に新たなLINEを送りたい衝動に駆られるものです。

でも、ぐっとそこで堪えること、鬼毒の感情を自他ともにぶつけないことで、結果として報われることとなるのです。

 

既読無視される真意は相手のみぞ知りますが、少なくともこちらも既読無視に「沈黙」を貫くことで、相手を傷つけることはなくなります。

既読無視をされて自分が傷ついたら、報復としてメッセージを送るという選択に移ってしまったら、行き着く未来は見えています。

そして、冷静になった後に後悔してあがいても、修復不可能になってしまう場合が多いのです。

関連:「ジャイアン思考に陥ってない?!既読スルーが許せない気持ちの実態とは」

 

かくいう私自身も、男女問わずに既読無視されてイラッとすることもありますし、「引かれてしまった」と不安に陥ることもしばしばあります。

それでも、今日まで破綻せずに続いている関係の背景には、

上記のサイトにあるように、「既読スルーをされるということは、安心している間柄だからされている」という捉え方もあります。

以前、何度も既読スルーをされたことがある相手に、ある時実際にその理由を尋ねたところ、「なんて返したら良いかわからなかった」と率直な意見を教えてもらったことがありました。

確かに思い返せば、相手の立場からすれば、返しづらいような内容を送っていたことを素直に認められました。

「これを送ったら喜んでくれるだろう」という期待通りに行かないのが人間だということを再認識させられた瞬間でもあります。

また、既読無視をされて「これは引かれてしまった」と反省していたのに、相手から何事もなかったかのように陽気な話題が送られてきたり、直接会っている時に話しかけられるという経験も何度もあります。

 

後になって

「既読無視をされたことで感情的になって自爆行為を行わなくてよかった」

と振り返っています。

みなさんも今関係が続いている相手とは、似たような展開があったのではないでしょうか。

今は一時的に感情が不安定になっているからなので、だからこそここは一時停止という手段が唯一二人の未来につながるようになるわけです。

 

最後に、鬼毒を消化する方法についてですが、負の感情を相手や自分にぶつけるのではなくて、メッセージを放置しつつ心のガス抜きを上手く図っていくことが大切になります。

好きなアーティストの音楽を聴く、カラオケでもウォーキングでも長電話でもストレスを発散できる自分なりの手段をフル活用して、鬼毒を解消するように努めてくださいね。

そんな趣味や方法が分からないから悩んでいるという方がいたとしても大丈夫です。

私があなた様の話を聴かせていただきます。

また、どれだけ努力しても既読無視をしてきた相手が許せなかったり、もうどうすることもできないような絶望感に浸っている場合も一人で抱え込まずに相談に乗らせてくださいね。

打開策や別の選択肢が見つかるかもしれません。

まとめになりますが、既読無視をされたことで想像で作り上げた相手の幻影に潰されないように行動を変えましょう。

すぐに返信したくなる気持ちをぐっと抑えて、自分の心を落ち着かせる方向に傾注してみてくださいね。

ポイントは、相手を利用して自分の自尊心を満たそうとするのではなくて、自分で自分の心を愛せるように目を向けるようにしてみることです。

きっと想像以上に事は深刻化していませんよ。