第185回「人生はやり直せるかを実践した結果-その4-」

  
※前回はこちら


もしも自分の人生をやり直せるとしたら・・・・・・。


誰しも一度は頭を過ったことがあるでしょう。

2006年3月に迎えた卒業式でしたが、私の中で、本当の意味での卒業はなされていませんでした。

このままでは、先に進めない。


就職か、進学かの選択の末、私に迷いはありませんでした。

大学生活のリセット。

もう22歳。まだ22歳。

自分の心に嘘はつけない。

私の軌道修正はそこから始まったのです。
  

リセットボタンは他の誰でもなく自分の手で押すこと。

他でもない自分自身の人生だから。


私の人生の幕開けは、サークル活動から始まると信じていました。

児童文学サークルの部室の入り口に立った私は、ドアノブに手を回そうとしました。
   

あははははっ!!
  

その時、扉の向こうに聞こえるサークルメイト達の談笑が耳に入りました。

俄かに私の胸にはある違和感が芽生えたのです。

4年前のモラトリアム期間で経験した、あの集団生活の息苦しさと同じ感覚に見舞われました。


ここが自分の居場所になるとは思えない。


違和感には蓋が出来ずに、私は数十センチ先の新世界に踏み込めないまま、踵を返したのです。

目の前にそびえる一枚の壁は、私と彼らの十分すぎる境界線でした。

続く


投稿者プロフィール

TAKA
TAKA
恋愛がうまく行かずに、明日を見失っている方に向けてのコラムを20年間発信してまいりました。メールと通話を使った直接対話サービスも10年以上続けております。累計の相談実績は約5000件。
マイナビニュースでも拙コラムの一部を掲載しております。

筆者自身が20代から30代前半まで10回連続片思い失恋を経験したこともあります。

男女の心理が分からない、片思い止まりでどこからどう変われば良いのかさまよわれている方に向けて、拙コラムがお役に立てれば幸いです。


関連取得資格

公認心理師
精神保健福祉士
国家資格キャリアコンサルタント
伴走型支援士
ストレスチェック実施者
メンタルヘルス・マネジメント検定II種III種