第261回「失恋後にオススメする結婚して後悔したという体験談」

本当に好きな人と世界でいちばん幸せになる! (PHP文庫)

今回は失恋から少しでも立ち直るために私が実践した一つの方法を紹介したいと思います。

それは、交際して後悔した、結婚して後悔したというイメージを膨らませることです。

今支配されている心理の逆を突いてみるわけです。

失恋直後に陥りそうな心境としてこのようなものがあります。

このまま付き合えていれば、もっと幸せになれたのに。

結婚したいほどの相手だったのに。


未来を想像すると、二人のより良い関係が浮かんで、執着が断ち切れなくなるものです。


あの人と付き合っていれば絶対に幸せになれたはずだ。

あの人以外には考えられない。


果たしてその信念が本物なのかどうか。

実は独りよがりの思い込みである場合もあるのです。

過去は美化されて、二人の良い思い出ばかりが増大されて、堂々巡りのように流れ続けます。

あばたもえくぼと言うように、交際中には相手の良い面ばかりが際立つために、この人は自分にとって運命のパートナーであると、信じて止まなくなることもあるのです。

そこで、その人が本当に自分にとって唯一無二の存在なのかどうか判断するための方法として、

「結婚後に後悔した」という一歩未来に進んだ先人のエピソードや、

生声を集めてみることが新しい発見になるのです。

日本では3組に1組が離婚しているというデータもあり、年間で20万組以上、時間にすると2分に1組が離婚しているという驚愕の数字が存在しています。

好きな人と結婚して幸せになれたという身内の人間の声は、耳にタコができるほど聴いたことがあるでしょうが、結婚して後悔したという体験談もそれ以上の数あるものです。

※この場合の結婚後の後悔の定義とは、相手の人間性を理由としたものを言います。

付き合っていた当時と結婚した後では人間性が豹変してしまった。

仕事のストレスでいつも自分に暴力を振るってくる。前はあんなに優しかったのに。

家事・育児を全くしない。

ATM要員で男として見られていない。

浮気・不倫が発覚して、もう信じられない。

子どもが成人になるまでは我慢するけれども、子どもさえいなければ今すぐにでも離婚したい。

好きで好きでたまらなかったから結婚したのに、こんなはずじゃなかった。

発言小町 、2ch、知恵袋などを回ってみれば、このようなかなりの数の生々しい声が見られます。

結婚すると後悔するというような人間の予兆や見極め方がたくさん載っています。

十人十色な結婚生活が垣間見れますが、離婚を考えるようになったパートナーや、婚姻前と後で変わってしまった相手の特徴には、共通してみられる人間性が分かります。

それらのサイトを閲覧する行為は、結婚相手としてふさわしい相手や、恋愛と結婚の違いというものを、先人の後悔体験から学び取ることができるメリットがあるのです。

失恋した相手と照らし合わせて、それでもあの人しかいないという確固たる思いが一切崩れないならば、

再告白や復縁を模索すれば良いわけですし、

「もしかしたら、必ずしもあの人でないといけないというのは妄信だったのかもしれない」

という気づきが芽生えたならば、新しい世界に目を向けられるきっかけにもなります。


失恋と言う絶望的な立場に置かれていると、不幸のどん底のように感じられてしまうものですが、

最適なパートナーを選べる、探せるという自由度は最大の強みのようにも思えてくるものです。

一度フラットな視線から、幸せや最適なパートナーの条件について見つめ直すためにも、結婚して後悔しているという先人の生声を読み漁ってみる道をオススメします。

参照:厚生労働省「平成26年人口動態統計月報年計(概数)の概況」

投稿者プロフィール

TAKA
TAKA
恋愛がうまく行かずに、明日を見失っている方に向けてのコラムを20年間発信してまいりました。メールと通話を使った直接対話サービスも10年以上続けております。累計の相談実績は約5000件。
マイナビニュースでも拙コラムの一部を掲載しております。

筆者自身が20代から30代前半まで10回連続片思い失恋を経験したこともあります。

男女の心理が分からない、片思い止まりでどこからどう変われば良いのかさまよわれている方に向けて、拙コラムがお役に立てれば幸いです。


関連取得資格

公認心理師
精神保健福祉士
国家資格キャリアコンサルタント
伴走型支援士
ストレスチェック実施者
メンタルヘルス・マネジメント検定II種III種