第151回「諦めなければ、想いは誰かに届きます」その2

2015年12月1日上手くいかない人生


この記事を初めて書いていた2013年2月8日20時58分頃、一通のメールが私のもとに届きました。

名前はK君とさせていただきます。


同じ人に2度告白し玉砕したので「自分、終わったな」って思って、自殺しようと決めました。

血を吐く想いで、自分を磨いて、それ程その人の事が好きだったので、ショックは半端じゃないですね。

ホントに。おまけに病んで「努力しても、報われないじゃん」みたいな考えになって、だったら生きてる意味もないから、死のうと決めました。まだ、16歳ですけどね。

でも、最期にこれ見れてよかった。気が楽になりました。

あっ、あなたの所為じゃないですよ。あのコの所為でもない。自分の所為ですよ。
最期に、「ありがとう、あなたは幸せになってくださいね」



なんというタイミングでしょう。

もしかしたらこのコラムはまさにK君に届けるために、K君の波動が私を動かしたのかもしれません。

どうか、お願いです。

K君、君には生きてほしい。私からのお願いです。

私は君のことを知らないし、会ったこともない。

でも、私を信じて、私のコラムに何かを感じてメッセージを送ってくれたK君だからそう伝えたい。

生きてさえいてくれれば、私は他に何も望みません。


2012年12月のはじめ、当時慣れない仕事に転職して間もない頃の私はくたくたになっていました。

そんな私のもとに、平成24年度の宅建試験を受けたMさんから、長文のメッセージが届きました。

このメールを読んだ私は思わず胸が熱くなって、涙がこぼれていました。

私が発している言葉は誰かに届いていた。

今までの苦労は無駄ではなかった。

人のために生きてきてよかったと。


最後に、この場を借りて、Mさんからのメッセージを紹介させていただきます。


はじめまして。Mと言います。私は今年宅建を受験した者ですが、もう何年も受験を重ねてきました。

試験当日、自己採点は31点(宅建の合格ラインは7割である35点前後と言われています)。
そのときは、「落ちた!」と思いました。

転記ミスを3つして、絶望的な中での採点でした。

あとでもう1度採点すると、〇の数を数え間違え、32点だったとわかりました。

それでも、もちろん落ちたと思っていました。

それから毎日、宅建合格ライン情報を集める毎日。

2ちゃんや宅建ブログを1日に何度も何度も閲覧して、サンプル平均点が出るたびに、

徐々に予想合格ラインが下がっていくのを見て、「どうか32点になりますように・・・・・・」と、

毎日祈っていました。

毎日宅建のことしか考えられず、見た目もぼろぼろ。

試験当日から2~3週間ほどは、毎日 合格点が33点で落ちたという夢を毎日見ていました。

いよいよ合格発表というとき、私は落ちる覚悟ができておらず、この1か月半も廃人だったのに、さらに落ちるということが怖くてたまりませんでした。

0時過ぎに、合格点だけが出ることはわかっていましたが、私は見ずに床に入り、眠れぬ夜を過ごしていました。

誰か連絡してくるかな?

と思い、携帯を音にしていたら、6時台に宅建を受けていない知り合いから、

「33点って合格ラインが出てるみたいだよ」

とメールがきました。

ほら、やっぱり。

わかっていたことじゃん。

それでも、1週間前、合格する夢を見ていたのです。

夢の中で、「夢じゃないよね!?夢じゃないよね!?」って何度も何度も確認したのに、起きてしまった。

あのときのがっかりした感じは今でもはっきり覚えています。

はあ、これからどうやって生きていこう。

すべてが灰色に見えるなか、会社へ向かいました。

不合格を目の当たりにするのは、帰宅してポストをあけたときと自分の中で決めていました。

会社にいる間は何も見ない。

しかし、11時ごろ、いくつか見ていた宅建ブログにて、

問5 「3」又は「4」になりました(この年は、3か4かで解答が割れていました)。

とあり、わたしの解答は、4。

複数正解は噂されてたけど、まったく期待しなかった。

でも、もしや!もしや!

ふるえながら、受験票を取り出し、自分の番号を確認しました。


「あった・・・・・・」


その瞬間涙があふれました。

隣にいた栄養士の資格を持っている女性が一緒に喜んでくれて、

「私が証人になります!」

と、再度一緒に番号を確認してくれました。

両親にも、泣きながら報告。

そしてお昼になると、塾で一緒だった自己採点36点の友達から、

「問5、複数正解になってるけどどうだった?私は受かってたよ!」と。

すぐに電話して報告したら、こっちもうれしくなるくらい喜んでくれました。

合格発表の、合格がわかる直前まで、どのブログよりも私を励ましてくれたブログがあります。

それが他でもないTAKAさんのブログ。

私は何度も読みながら涙しました。

自己採点32の私にとって、1番最後にいつも記されていた「祈!合格!!願!32or33点!!」

本当に本当に心の支えでした。

この辛い辛い1か月半、誰よりも心の支えになってくれたTAKAさんのブログ。

お世話になった講師の先生にも、試験当日に「辛い中報告ありがとう!合格させてあげられなくてごめん」てメールきて、心から感謝しています。

自己採点32の私を、応援し励まし続け、希望を持たせ続けてくれたたった一人の人です。
TAKAさんほんとうにありがとう。

受験勉強をまともにしなかった私にとっては、今までの人生で味わったことのない貴重な成功体験となりました。



これがきっかけでMさん達とは宅建合格祝賀会を開いて、実際に喜びを共有することができました。

みなさんが発信した言葉やその努力している姿は、必ず誰かの眼に留まっています。


続けていけば、周りには応援者や同志が集まって、人と人とのつながりが広がっていきます。

みなさんは独りではありません。

2015年12月1日

Posted by TAKA