第132回「年齢の焦りから、恋愛に億劫になっている女性へ」その1 

2015年12月1日上手くいかない恋愛関係

私に相談を寄せてくださる女性相談者様の中で、特に30歳以降の年齢のお悩みをお聴きしていると、共通して伝わってくるものがあります。

 このままずっと恋愛も、結婚もできないんじゃないかと不安で焦っています。

 年齢の焦りから、恋愛が上手くいかない、会社と家の往復で出会いすらなくて、不安と孤独でいっぱいいっぱいの切なる声が日々寄せられます。 

もう、チャンスはない。

もう、次はない。
   
周りの人間は既に子育てに集中しており、自分だけ取り残されてしまったなんともいえない焦りが私にも伝わります。

元恋人への復縁に固執したり、「こんな自分を好きになってくれる人はいない」というふうに、恋愛の可能性を自ら閉ざしておられる女性の方が多々おられます。

今回は、年齢を気にして、恋愛に対して億劫になっている、焦燥感に駆られている女性のみなさんに送ります。

私は学生時代のアルバイト経験から現職に至るまで、女性の職場にずっと縁があったのですが、その世界では、30代、40代で恋人がおらずに、独身の女性職員が必ずいました。

職場の人間関係という特徴から、彼女達と恋愛観についてまじまじと話したことはそれほどありませんが、日ごろの言動を見ていると、
   
これでは、男も寄り付かなくなるよ。

と、気後れしてしまう場面を多々目にしました。
    

まず、頻繁に遭遇するのは、周囲への不平不満が多いこと。
 
暇を見つけては、仕事の愚痴を連発している。

職員の前で、表面上は笑顔を装っていても、本人がいなくなると、ここぞとばかり猛非難を飛ばしている。

そんな姿を目撃すると、同じ職員として、異性として萎縮してしまいます。


次に挙げられるが、隙を一切見せないこと。

ベールに包まれている謎多き女性には、魅力を感じることもありますが、他方なんでも一人でこなせてしまう女性、業務上の会話しか振ってこないような女性職員とは、仕事上の割り切った関係止まりになってしまいます。

恋愛対象外だと認識して後ずさってしまい、日ごろの関係でも、自分からは腹を割って話しにくく感じてしまうのです。

反対に、30代以降で恋人がいたり、結婚している女性の職員は、共通して、

愚痴が少ない、相手を立てることができる、弱みを不自然に隠さずに、出来ないことは自分を信頼して頼ってくる。

等が挙げられます。

そう振舞えるのは、パートナーと良好なコミュニケーションが保たれていることによる余裕の表れだと思います。

私の周りで結婚している女性の旦那さんは、年下の男性という組み合わせが多かったです。

年齢が重なっている自分は、どうしても10代から20代前半の女性と「若さ」を比較してしまう。

自分は衰えていく一方だし、恋愛なんて上手くいくはずがないんだ。

と、卑屈になってしまう気持ちもわかりますが、心の叫びに耳を傾けていただきたいです。

恋愛したい。自分にぴったりなパートナーにめぐり合いたい。

今までは上手くいかないことも多かったけれども、次こそは、幸せになりたい。

こんな正直な思いが胸の奥に積もっているはずです。


第一、年上の女性が男性にとって、魅力がないなんてことはあり得ませんよ。
   
確かに、若い女性には、肌が瑞々しくて、経験が少ない分、初々しさから、かわいらしさや容姿に魅力を感じるのは否めません。

しかしながら、30代以降の女性には、若い人にはないような、経験に裏付けられた包容力というか、一緒にいて楽だし、自然に甘えられるような居心地の良さを感じられることが魅力の一部でもあります。

私にはそんな魅力はない。

それは、あなた自身がそう思い込んでいるだけかもしれません。

もしかしたら、いつも接している身近な年下男性も、あなたに私が前述したような年上の魅力を感じているかもしれません。

続く

2015年12月1日

Posted by TAKA