第133回「年齢の焦りから、恋愛に億劫になっている女性へ」その2

2015年12月1日上手くいかない恋愛関係

TAKA氏が放っている言葉は、気休めで、綺麗ごとだ。

現実の世界では、私よりも年下の女性がちやほやされているし、誰も私のことを好きになってくれないんだ。

TAKA氏はまだ30代だからそんな理想論が言えるんだ。

  
中には、前回私が申し上げた年上女性の魅力について、素直に受け取れない方もいらっしゃるかもしれません。

決してそうではないことを、TAKA氏の実体験からお話したいと思います。

私がプライベートでよしみにしている長い仲の女性は、年上が多いです。

二人で飲みに行ったり、小旅行に行ったり、食事に行く関係が長年続いているのは、40代~50代の年上女性です。

お付き合いしている彼氏や、結婚相手がいらっしゃる方が大半なために、恋愛関係に進展することはありませんが、

「こういう女性と結婚したら、楽だし、幸せだろうな~」

と、感じる瞬間は多々あります。

なぜ、私が年下よりも、年上女性との深い付き合いが多いのか。

それはシンプルに言語化すると、

一緒にいてとても楽。自分を着飾らなくて、自然体で接しやすい。

相手は人生経験も豊富なため、人には話せないような深い話や相談をしやすい。

長男の自分としては、寛容に受け入れてもらえる年上女性には甘えやすい。

上記の3点が挙げられます。


また、今まで付き合った女性の中で、最も長続きして、別れて数年経つ今でも頻繁に思い出す元彼女は、3つ年が離れた女性でした。

今のところ、自分の中で、彼女ほど気を許せて楽に接することができるパートナーにはめぐり合えていません。

私だって、年上ならば、誰でも気を許せるわけではないんですよ。

私が胸襟を開ける女性は、「年下の私に信頼を寄せてくれて、自分に弱みを見せてくれたり、頼ってくれる女性です。

男性は基本的に、女性に頼られたい生き物なのです。

それも、普段から第一線で奮闘されている年上の女性が、ふと自分にだけ見せてくれる弱い部分のギャップに、グラっと来てしまうことがあるのです。

年下の女性とは、自分が話を聴く役に回ることが多いのですが、信頼している年上の女性には、自分よりも経験豊富であるが故の安心感から、つい自分のことを語りたくなるものです。

男性は、自分の話にとやかく意見を述べずに、真剣に耳を傾けてくれる女性に安心と信頼を寄せたくなるものです。

ここまで話してきましたが、「私」という人間の価値観を基準とした年上女性の魅力論では、物足りなくて、いまいち納得できない方もいらっしゃると思います。

そこで、最後に、年上女性がパートナーと上手くいっているモデルの「論より証拠」ということで、私の同級生で年上の女性と結婚したカップルの実体験と、一冊の本を紹介したいと思います。
   

彼が結婚した年は27歳で、お相手の女性は36歳でした。

約10歳も年が離れている組み合わせでしたが、彼は結婚相手に対して、

「人としても尊敬しているし、一緒にいて楽だから」

と、相手の魅力を語ってくれました。

お相手の女性は、20代前半の学生時代に、一人暮らしをしていた時に、ある男性からストーカーのように求愛されていたことから、男性恐怖心を覚えるようになり、それ以後15年くらい男性とは距離を開いて接してきたようです。

そんな恋愛に壁を作っていた彼女も、自分を慕ってくれて一途にアプローチしてくれる彼の姿勢に胸を打たれて、惹かれていき、両思いの形で付き合いがスタートしたようです。

彼女は、生まれながらの持病をいくつか抱えていることから、日々の食事制限も厳しいようですし、子どもを産むことが難しい身体であるようでしたが、彼は交際時代から、それを理解した上でプロポーズしたそうです。
   
彼女は、自分を受け入れてくれた年下の彼を上手く手玉で転がしながら、今では主導権を握って夫婦生活を送っています。

彼もそんな彼女を支えることを心地良く思っているようで、傍から聴いていて、相性の大切さを感じさせられました。

新宿歌舞伎町元ナンバーワンホスト・城咲仁著書『すべての女が幸せになれる!』の中でも、年上女性の魅力や男性の年上女性観について絶妙に描かれています。
  
男性は、心の底では甘えたい、自分を必要とされたい生き物です。
 
気丈に振舞っている年上の女性の弱い部分を目にすれば、そこから恋愛感情が芽生えることもおかしくはありません。
 
世の中には、年上女性を恋愛や結婚対象に求めている男性がたくさんいます。

あなたが自分の素の部分を垣間見せられた時、そこから新しい展開が広がるかもしれません。

あなたが年上だからこそ、魅力を感じる男性がどこかであなたと出逢う瞬間を待っています。

ぜひ、卑屈になって、結論を出さずに、諦めないでいただきたいです。

2015年12月1日

Posted by TAKA