第299回「人生苦あれば楽あり、楽あれば苦ありの真実」
※鶴岡八幡宮内で見つけた白鳩
人生は、「知っているか」「知らないか」の違いで、大きく変化することがあります。
私はある法則を知ったことで、あらゆる窮地に立たされた時に、危機的状況から脱却してきました。
今回紹介するのは、美輪明宏さんの「正負の法則」です。
今から13年ほど前に出版された著書ですが、私が高校3年次に、現代文の教材として用いられたことで、知りました。
以後10年以上紆余曲折ありましたが、私の頭の片隅で正負の法則を意識していました。
特に何かに躓いてしまった時は、心を整えるために引き出してきました。
正負の法則について、その要点を引用を使いながらまとめてみました。
良いこと(正)の次に悪いこと(負)が起こり、またその反作用で良いこと(正)が起こる。それを繰り返すので人生は±0になる。としている。
(wikipediaより引用)
「人生楽あれば苦あり」という有名なことわざ(水戸黄門の主題歌にも使われていますが)がありますが、
人生というものは順風満帆で進むようにはなっておらず、楽しいことの後には苦しいことが待っていて、
またその反対に苦しいことも恒久的に続かずに、楽しいことが待っているという万人に共通する普遍的な法則と言えます。
三輪さん本人はこの法則について以下のように述べています。
時間というものにも、陰と陽、プラスとマイナスの時間があります。
うんといい時間がくれば、必ず悪い時間がやってくる。
そして悪い時間帯のあとにはいい時間帯が再びやってくる。
だから、誰かが今、悪い時間のまっただ中にいるというのなら、私はこうお伝えしたい。
「頭を低くして嵐が通りすぎるのをお待ちなさい」。そうすれば、いたずらに感情的になったり、悩んだり苦しんだり、酒を飲んだりする必要はありません。
冷静でいられるはずです。
正負の法則は絶対だから、いい意味で諦めることが賢いのです。
私にとっての正負の法則は、特に逆境にもがいている時にこそ自分を奮い立たせたり、
生きる希望が湧いてくるような考え方、物事の捉え方です。
一度負のスパイラルに陥ってしまうと、なかなか自力では抜け出すことが厳しくなるものですが、
どこかで「今の苦境は絶対ではないし、希望はある」と意識していると、少しずつ光は広がっていくものです。
反対に、良いことが続いている際に、
「これだけツイていると、この後必ず悪いことが待っている」という視点に支配されると、
大切な今を満喫することができずに、引き寄せのように、本当に不都合が生じてくるものです。
明けない夜はないし、出口の見えないトンネルはない。
光と影は表裏一体で、プラスとマイナスで調和を保ちながら物事は常に変化していくものです。
どんなに辛くても、どんなにみじめで孤独で、自分だけが幸せになれないような衝動に押し潰されていたとしても、必ず転機は訪れる。
正負の法則は未来の羅針盤になってくれています。
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