第278回「失敗を好転させるための能力、セレンディピティについて」
まず聴きなれない言葉ですよね。
セレンディピティとは、運をつかみとる能力のことを言います。
何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉である。
何かを発見したという「現象」ではなく、何かを発見する「能力」を指す。
平たく言えば、ふとした偶然をきっかけにひらめきを得、幸運をつかみ取る能力のことである。
Wikipedeiaより
この造語は1754年にイギリスで生まれた造語で、250年以上の歴史が存在します。
カッター、ポストイット、サランラップ、電子レンジ
皆さんが日常生活で使用している当たり前の商品も、セレンディピティによって発明された代表作としても知られています。
このセレンディピティは単なる偶然ではなくて、引き寄せの法則のように、自分の可能性を信じて、アンテナを張り続ける人間に高まる能力だと言われています。
例えば、就職先が決まった矢先に、北海道という超遠距離の店舗に配属が決まった友人がいます。
一度引っ越ししたらなかなか地元には戻って来れないので、最初はホームシックだったようですが、
いざ新天地に旅だったら、彼は水を得た魚のように日々をエンジョイしているようでした。
広大な大自然と、気の合う同僚に囲まれて、悠々自適でのびのびとした生活を送っているのです。
今では就職先で知り合った同僚と結婚もして、順風満帆な人生を歩んでいます。
彼の口癖は、「なんとかなるだろう」とか「面白そうだ」というふうに、物事を悲観視せずに、
常に好奇心とチャレンジ精神に満ちた人間でした。
まさにセレンディピティが高い能力の持ち主であったと気付かされます。
身近な例で言うと、インターネットの検索一つを取ってみても、あるキーワードでサーチしていると、
興味のあるリンクや情報が目に飛び込んできて、次から次へと別のサイトに移動して行って、
やがて新しい興味の世界が広がるという経験が誰しもあると思います。
特別な場所ではなくても、そういう目先の世界からもセレンディピティを磨くことは可能です。
私は休日ごとにイベントを求めて都内に出かけることが多いのですが、心が揺れ動くような感動体験を重ねるためです。
セレンディピティを発揮するために旅をしているという理由も働いています。
しっかりと事前に調べてから赴く場合が多いのですが、偶然街角で興味を持って入ってみた店で、意外な発見をすることもあり、予想外のところからの出逢いも楽しみにしています。
偶然は必然の裏返しでもあります。
失敗を失敗のままで終わらせずに、別の角度から攻めてみて、セレンディピティを高めてみませんか。
参照リンク
幸運を掴まえる能力セレンディピティを鍛えるには – NAVER まとめ
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恋愛がうまく行かずに、明日を見失っている方に向けてのコラムを20年間発信してまいりました。メールと通話を使った直接対話サービスも10年以上続けております。累計の相談実績は約5000件。
マイナビニュースでも拙コラムの一部を掲載しております。
筆者自身が20代から30代前半まで10回連続片思い失恋を経験したこともあります。
男女の心理が分からない、片思い止まりでどこからどう変われば良いのかさまよわれている方に向けて、拙コラムがお役に立てれば幸いです。
関連取得資格
公認心理師
精神保健福祉士
国家資格キャリアコンサルタント
伴走型支援士
ストレスチェック実施者
メンタルヘルス・マネジメント検定II種III種
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