第222回「ウラ目の連続で諦めようかと迷った時こそ好転できるチャンスです」

2015年11月30日上手くいかない人生

自分はこれだけ努力しているのに、どうして結果が出ないんだ!!

仮に資格試験や恋愛を例にとっても、何度も受け続けたり、相手にアプローチしても成就せずに、やることなすことがウラ目に出てしまう人々がこの世の中には確かに存在します。

むしろ一発での成功者よりも、圧倒的に不発に終わる人間の方が多いでしょう。

負けを悟ったら、もういっそのこと自分には縁がないから諦めてしまうのも一つの選択です。

自分に合う・合わないを判断出来るのならば、なるべく早く切り替えた方が得策という見方もあるからです。

他方、不運の連続で、窮地に立たされた時こそ、逃げずにあえて立ち向かうことで、人生が好転するという考え方も存在します。

今回ご紹介するこの一冊に、具体的な法則が書かれています。

いやでも人生が好転する! ウラ目の法則 ピンチを成功に変える?テク  西田文郎著

一流のアスリートや有名人はこの「ウラ目の法則」を知っているからこそ、逆境を厭わずに、むしろ楽しんで、チャンスを物に出来ていると分析しています。

そう語るのは、日本のメンタルトレーニング・研究者の第一人者であり、既に30年以上も研究を続けている西田文郎さんです。

多くのトップアスリートを成功に導いた実績を持ち、2008年の北京オリンピックで金メダルを獲得した女子ソフトボール日本代表チームを指導したことでも名を馳せています。

そもそも努力を重ねているのに、空回りしてしまうようなウラ目に転じてしまう現象は、悲観するようなことではないと指摘しています。

ウラ目になるのは正しいことを真剣にやった時に出ると言うのです。

何度もウラ目に見舞われるような人は、相当に大きな可能性を持っているようなツイている人間であるそうです。

著名人の半生の例として、発明家エジソンや、ケンタッキーの創始者であるカーネルサンダースの辿ってきた道や考え方を紹介しています。

具体的に興味がある方は本書をご覧ください。

西田さんは恋愛についてのウラ目場面についても語っています。

いざ結婚してみたら、こんなはずではなかったというウラ目になってしまっても、そもそも誰しもがそのように感じるもので、それを認識してからが夫婦円満のチャンスだと言うのです。

モテたければ、失恋というウラ目を何度も経験せよ。

自身の経験やモテる人間の共通点から、こう述べます。

これらの教訓からも伝わるように、例えウラ目の出来事が重なったとしても、考え方次第で好転させられるという内容です。

人は成功を信じる力さえあれば、どんなウラ目でもひっくり返せると強調しています。

挑戦した末のウラ目体験こそが成功の土台なのです。

例え第一目標をリタイアすることに決めても、別の出逢いの中でそれまで培ったウラ目体験を活かして開眼出来ると言います。

そこで諦めなければ成功を収めることが出来たというタイミングでギブアップしてしまう人間が多いものの、ウラ目の法則を知っている人間は、成功をイメージングしながら決して挫折に屈しないのです。

その一例として、私は資格応援ブログも運営していますが、5回目以上の挑戦で、国家試験の合格を果たしてきた勝者達の声が毎年のように響いています。

中には60代や70代での多年受験合格者もいらっしゃって、決して年齢を言い訳に出来ないことを学ばせていただいています。

彼らは合格後に次の目標に向かって一際輝いています。

今上手くいかない連続だからこそ、成功が限りなく近くまでやってきている。

成功を信じる力と、継続する力をこれからも持続して行けば、遅咲きでも必ず結果が出ることを教えてもらえます。

2015年11月30日

Posted by TAKA