第161回「開き直りの魔法|後悔しないための一期一会の心理学」

2026年8月20日

千載一遇のチャンスが到来した時や、窮地に立たされた時。

人生のいざという場面で「開き直れるか」どうかで、その後の運命は大きく分かれていきます。

傷つくことのリスクを恐れ、自分を抑制したまま何もしなければ、「あの時ああしておけばよかった……」という深い後悔だけが残るでしょう。

できない言い訳をいくつも並べて自制するよりも、いっそのこと「人生は一度きりしかないのだから、まずはやってみて、その先のことは後で考えよう」と開き直ってしまう。

そういう発想に転換できるだけで、心はずいぶん楽になってくるのではないでしょうか。

1. 「今」を逃せば、次はないかもしれない

チャンスというものは、常に目の前に転がり込んでくるものではありません。

今、この瞬間を逃したら、二度と同じチャンスは巡ってこなくなるかもしれないのです。

今好きになった人とも、この先ずっと一緒にいられるわけではない。

自分はこれだけ相手を想ってきたのだから、ここで動かなかったら次はない。 遅かれ早かれ、いつかは意中の相手と離れ離れになる日が来るかもしれない。

だからこそ、別れが来る前に、今やれることはすべてやっておこう。チャンスは「今」しかないのだから。

もし行動して失敗したり、思い通りにならなかったりした時は、「コラムや友人との話題の『ネタ』に使えばいいや」と割り切る。

前回のコラムでもお話ししましたが、私はずっと、そうやって自分を奮い立たせてきました。

2. 座右の銘「一期一会」がもたらす力

ここで、私が座右の銘にしている「一期一会」という言葉を取り上げたいと思います。

一生に一度きりの出逢いやチャンスを大切にしたいという、茶道に由来する教えです。

私は自分のメールアドレスの文字列にも使用しているくらい、この言葉を潜在意識に刷り込んでいます。

「先延ばしにしない」
「思い立ったが吉日」

という習慣を心がけるようになってから、不思議なくらいに自分の願望が具現化することが多くなりました。

3. 冬来たりなば、春遠からじ

確かに、いざ行動に移したからといって、すぐに結果が出るとは限りません。

むしろうまくいかないことの連続で、歯がゆい思いを何度も経験するでしょう。

でも、勇気を出して蒔いた種は、いつか必ず開花します。

その時が「今」ではなくても、一つ一つの不器用な行動の積み重ねが、確実にあなたの未来を紡いでいくのです。

「冬来たりなば春遠からじ」

厳しい冬を乗り越えれば、必ず暖かい春が訪れます。

行動して失敗したところで、命まで取られるわけではありません。

その痛い経験をネタにしつつ、次に向けて軌道修正すればいいだけなのです。

いざという時、恐怖で足がすくみそうになったら。

私は、思い切って「開き直る」という究極の選択を、皆様に強くオススメします。

投稿者プロフィール

たか
たか
たかさん(公認心理師 )

恋愛や人間関係で悩み、自分を見失っている方に向けた心理コラムを22年間執筆・発信。

メールや通話による1対1の心理カウンセリングは20年以上継続し、累計5,000件以上の相談実績を持つ。

大手ニュースメディア(マイナビニュース等)でのコラム掲載実績多数。

筆者自身、20代から30代前半にかけて「10回連続で片思い失恋を経験する」という壮絶な挫折を経験。
必死なアプローチによる空回りや過度な執着、自尊心の崩壊を自ら乗り越えてきた。

心理学の専門知識(公認心理師・精神保健福祉士などの国家資格)と、実体験に基づく独自のカウンセリング手法を融合。

「相手軸」の執着や過剰適応から抜け出し、ありのままの「自分軸」を取り戻すための具体的なアプローチを提案している。

相手の心理が分からない、過去の未練や執着から抜け出せないと悩む方々へ寄り添い、心の整理と自己受容をサポートする「心の伴走者」として活動中。

【保有資格】

公認心理師(心理職唯一の国家資格)
精神保健福祉士(国家資格)
国家資格キャリアコンサルタント(国家資格)
伴走型支援士
心理相談員
両立支援コーディネーター
ストレスチェック実施者
メンタルヘルス・マネジメント検定 II種・III種