第27回「相手が信じられなくて不安で仕方がない時は」
今、このコラムに目を通しているみなさん、胸に手を当ててみてください。
どうしようもない心のモヤモヤみたいなもので苦しくて、心の中は虚しさや不安でいっぱいですか?
ようやく出逢えたあの人の本心がわからない時、どう動いていいかも分からないし、自分の存在意義が何なのかすら見失ってしまうものです。
相手が信じられない。
私はあなたにとって一体なんなの。
どうすれば心を開いてくれるの。
気がつけば答えの見えない迷宮に彷徨い込んでしまい、棘の道を右往左往していることでしょう。
もう駄目かもしれない。
日々同じ結論の連続で、もう悩むのも疲れ果てた時、そこに見えるのは終焉の出口かもしれません。
でも、ちょっと待ってみてください。
悩みや不安の先にあるものは、自分で作り出しあtネガティブなイメージなのではないでしょうか。
相手に自分を受け入れて欲しいという想いの裏には、自分だけのものにしたいという独占欲の顕れではないでしょうか。
せっかく出逢えた縁ですよね。
あんなに好きになれたたった一人の人間です。
疑心暗鬼になって、精神的にも肉体的にも極限状態になっている時に見る鏡の中の自分。
そこに映し出されたのは、あの頃輝いていた自分からは180度変貌してしまった満身創痍な表情なのではないでしょうか。
お願いです。自分を虐めないで下さい。あの人を信じて下さい。
あの人と過ごした大切な時間はかけがえのない事実なのですから。
共に過ごした瞬間と、自分の気持ちを否定しないで下さい。
私自身も、過去のトラウマやどうしようもない孤独に襲われる瞬間はたくさんあります。
そんな時は、飼育しているクワガタの活動をひたすら眺め続けているのです。
私にとっては、マイペースに生きるクワガタの行動を見ているだけで、一瞬でも心が開放され、爽やかなあの優しい気持ちになれるのです。
みなさんにも自分だけのストレス発散法が身近に必ずあるはずです。
大々的な行為じゃなくてもいいんです。
まずは小さなことから目を配ってみてください。
あの気持ちを思い出せたら、自然と大切な人にメールも電話もかけられるでしょう。
時間はかかるかもしれません。
でも、焦らずに、素直な自分を示し続けてみてください。
気がつけば二人の心にも春が芽生えているでしょう。
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