第6回「長い間恋人がいないあなたへ」


周りは恋人がいて毎日すごい幸せそうなのに、自分にはいつまでたっても恋人が出来ない。


休日になり、ひとたび街に足を運べば街路には幸せそうに歩いているカップルが至るところで視界に飛び込んできます。

みなさんの周りを見渡しても彼氏・彼女がいる友達や知人が何人かいますよね。

今回は、長い間恋人がいない人、出来ない人を対象にコラムを書いて行きたいと思います。


若い頃、特に高校生くらいの年頃になると、人一倍恋人の存在に敏感になって、恋人がいない人が彼氏・彼女が出来ないことに焦りを覚えたり、周りの友人に恋人が出来たりすると自分だけ取り残された気分になったという経験をするものです。

周りの人間の異性と付き合った人数が気になったり、交際経験がない場合は、"今まで一度も付き合ったことがない"経歴にコンプレックスを抱き、不安になったり焦るの経験は、誰でもありますよね。

思春期は特に恋愛に対して人一倍敏感になってしまうのはごく自然な感情なのです。

今まで恋愛に無縁だと思っていた友達や、一番仲の良い友達に突然恋人が出来てしまった。

恋人が出来たのをきっかけに、身近にいた友人が、みちがえってしまい、恋人とのノロケ話をされて、近寄りがたい存在になってしまったり、今までよりも自分と過ごす時間が少なくなったりして、距離を感じてしまうこともあるでしょう。


友達と恋愛トークをしている時、今まで付き合った人数のことや過去の交際話になったりしたら、気が塞ぎこんでしまったりした経験はなかったでしょうか。

恋愛経験がないのが災いして、話についていけずに自分だけ置いて行かれるような孤独で寂しい思いを味わったことがあったかもしれません。

そんな辛い体験から、

「今までに一度も付き合ったことがない」
「今好きな人がいない」
「好きな人に告白をしたけど振られてしまって恋愛に臆病になっている」
「自分にはこの先恋人が出来るのだろうか」
「自分も早くみんなに追いつきたい」

漠然とした不安の気持ちで心が支配されていることに気付くでしょう。

年を重ねにつれて、恋愛を経験していないほど不安・焦り・自信喪失の感情は増す一方ですよね。

でも、一度頭を休めてみてください。

確かに今、周りの友達やクラスメイトには恋人がいて自分だけは恋人がいなくて不幸に思えているかもしれません。

だからといって、友人達のその恋愛が必ずしも上手くいっているとは限らないのです。

表面上では上手くいっているように見えても実際は気持ちが冷めているカップルもたくさんいますし、倦怠期に突入していたり、惰性で付き合っているカップルも事実かなり多いものです。

恋人がいれば確かに毎日が楽しい。

でも、それに引き換え我慢しなければならなかったり、
失うものもたくさんあります。

例えば、一人で自由に過ごせる時間が減ること。

あなたは自分の時間を自由に使え、大切に出来るし、家族等の一時も大切に過ごせます。

今のあなたしか持っていないメリットもたくさん浮かんでくるのです。


そうは言っても、やっぱり、恋人がいないと惨めだし、一人より二人で過ごす方が良いに決まってると感じたかもしれません。

なんだかんだ言っても人生先のことは誰にも予測出来ません。

運命を変える出逢いは突然訪れるもの。

その時が来るまで焦らず無理せず、自分のペースを大切にする者が最終的に幸せを掴み取るものなのです。

決して、「自分なんかに恋人ができるはずがない」だなんて、いじけた固定観念を強く抱かないでくださいね。

チャンスが目の前から逃げて行ってしまいます。

忍耐強く、辛い思いを積み重ねてきただけに、心ときめく異性に出逢えたときの喜びや幸福感は言葉では表せないほど大きいもの。

自分の時間を最大限に生かせるみなさんは、次への恋愛のステップに向けて大きなチャンスを備えているのです。

一日一日を大切にしてくださいね。

投稿者プロフィール

TAKA
TAKA
恋愛がうまく行かずに、明日を見失っている方に向けてのコラムを20年間発信してまいりました。メールと通話を使った直接対話サービスも10年以上続けております。累計の相談実績は約5000件。
マイナビニュースでも拙コラムの一部を掲載しております。

筆者自身が20代から30代前半まで10回連続片思い失恋を経験したこともあります。

男女の心理が分からない、片思い止まりでどこからどう変われば良いのかさまよわれている方に向けて、拙コラムがお役に立てれば幸いです。


関連取得資格

公認心理師
精神保健福祉士
国家資格キャリアコンサルタント
伴走型支援士
ストレスチェック実施者
メンタルヘルス・マネジメント検定II種III種