第249回「自分を責め続ける日々から脱却するためには、自分を許すこと」

2015年11月30日上手くいかない人生

いつもいつも恋愛が上手くいかない。

せっかくここまでやってきたのに、またさよならになってしまった。

どうして毎度同じことの繰り返しになってしまうんだろう。

一つの恋愛につまずいたり、敗れてしまった後に、共通して取ってしまいがちな行動があります。

それは、自分を責めてしまうという行為です。

もっと自分が我慢していればこんなことにはならなかった。

もっと自分に魅力があれば、振り向いてくれた。

もっと自分があの人の気持ちに気づいていれば、こんな結末にはならなかった。

全ての要因を自分に当ててしまうと、自己肯定感はどんどん崩壊していきます。

私だって失恋直後は自分を責め続けたことがありますから、一連の心の流れは分かります。

でも、自分を責めることで得することや、救われることが一切ないことも知っています。

自責の念に駆られて心を痛めつけていると、どんどん自信を失っていき、悪循環を生んでしまう恋愛を辿るようになってしまいます。

自己肯定感をなくせばなくすほど、不幸な恋愛を自ら選んでしまうような道のことです。

例えば、ダメンズ(ダメ男)、サゲマンと呼ばれるような、あなたのことを愛してくれない人間、あなたを幸せにしてくれない異性に対して尽くし続けてしまうような恋愛です。

どれだけ相手に尽くしても、幸せになれる見込みがないことは分かっていながらも、自信がないからこそ、相手に依存することで、自分の存在価値を見出そうとするのです。

幸せになりたいけれども、また傷つくことが目に見えているから、

幸せになれそうな恋愛を選ぶのが怖いという深層心理から、

自らを滅ぼしてしまうような不幸な相手を選んでしまうのです。

こういう負のスパイラルに陥らないためにも、自分を許してあげること、自分を認めてあげることが肝心になってくるのです。

もしかしたら、恋愛以前の問題であなたの生育暦において、ずっと誰かに認めてもらえずに、自分を塞ぎこんできたような過去があるのかもしれません。

両親からも構ってもらえずに、甘えることを経験していこなかったのかもしれません。

自分の努力している姿を認めてもらえずに、誰にも言えない孤独感をずっとずっと抱え込んできたのかもしれません。

あの人ならきっと自分を分かってくれる。自分を認めてくれる。

一縷の希望をかけて頑張った今回の恋愛だっただけに、実らなかった責任は、全て自分のふがいなさにあると背負っている状態なのかもしれません。

それは違います。

過去が上手くいかなかったのは、あなたに責任があるわけではないのです。

むしろあなたは十分なほど頑張りました。

相手を振り向かせるために、どれだけの労力を重ねたことでしょうか。

他に誰もがマネを出来ないくらい一人の異性に対して本気で頑張れたあなたを誰が責めるものでしょうか。

相手に認めてもらえなかったとしても、あなたの価値は一切下がることはないのです。

残念ながらそれだけの熱意を伝えても、人は自分の都合を優先して生きているものだから、期待通りには生きてはくれないのです。

あなたがあの時に違う選択を取っていればこんな結末にはならなかったという後悔の念も、実は選択ミスではなくて、遅かれ早かれなるべくしてなった運命なのかもしれません。

もうそれ以上頑張らなくても良いんですよ。

一旦ストップしてみましょう。


このようなお告げだったのかもしれません。

そう、もうそれ以上頑張りすぎないで、自分を許して認めてあげて良いのです。

自分を許し、自分を認めてあげることで、運命は少しずつ変化してきます。

自分を愛せる人間の周囲には光が集まってくるからです。

類は友を呼ぶと言いますが、あなたが自己肯定感を取り戻して、自分の人生を活き活きと過ごしていれば、幸福感を実感できる良縁に巡りあえるものです。

こんな自分でも愛されるべき人間なんだと思えると、全ての歯車が上手く回ってきます。

他人に期待をしなくても、自分を必要としてくれる人間がいつも味方になってくれます。

精神レベルが向上すると、自分に見合った出逢いがどんどん舞い込んできます。

こんな自分で十分愛されるのです。

もう過去に縛り付けられて、自分を責め続ける日々から解放されて良いんです。

2015年11月30日

Posted by TAKA