第65回「振られてしまって、恋人がいなくても逆転のチャンスはある」
好きで好きで仕方がなくて、長い間アプローチしてきたけれども、報われなかった。
この年になっても一度も付き合ったことがなくて、焦りは募る一方だし、コンプレックスで仕方がない。
恋愛で上手くいかない時は、学校生活や仕事も思うようにならないことが往々にあるものです。
なんて自分の人生は思うようにいかないのだろう。
自分は魅力がないからモテないんだ。
生きる希望を見失ってしまい、恋愛にも人生にも失望してしまいがちです。
でも、モテなくて、異性と付き合ったことがないとしても、この先人生が逆転するチャンスは確かにあるのです。
私がなぜそこまで自信を持っていえるかというと、
「片思いで3人に告白したけれども連続して振られた後に、2年半付き合えた彼女ができた」という自身の実体験からもありますが、その反面、一見恋人がいて人生も上手くいっているように思えても、いとも簡単にその関係が転落してしまう関係を垣間見てきたからです。
事例を3つ挙げます。
1.好きかどうかわからなくなってしまって別れを突き出した結果、お互い別々の道を歩むことになったが、元カノにはすぐに新しい恋人ができて、その2年後には結婚して、今では全く別の人生を築いている。
別れを告げた自分は、その後すぐに別の恋人が出来たものの、価値観が合わずにあっという間に別れて一人ぼっちになってしまった。
2.1年半付き合っていた彼氏がいたけれども、他に自分に言い寄ってくる男性が2人いて、2人とも告白を断ってきたし、彼氏も結婚を執拗に求めてきたので別れを告げることにした。
でも、いざ別れてからは言い寄ってくる男性はみな体目的ばかりで、真剣に交際できるような男性とは巡り合えなくなり、恋愛に冷めるようになっていった。
3.高校時代はいつも仲良しグループで行動していて、男子に一番人気の女子が、いつも口癖のように「女友達といる時が一番楽しいから、卒業するまでは誰とも付き合わない」と宣言していた。
高3になって同じクラスになったイケメン君と仲良くなってからは、自然にお互い惹かれあっていって、気がつけば交際がスタートしていた。
それからは、今まで仲が良かった女友達とも距離が開いていって、彼氏中心の生活に変わっていった。
やがて数年後彼女の愛が冷めてしまい彼氏と別れた後、もはやあの頃の友達は自分の元に戻ってこなかった。
1は私の実体験で、2は私がかつて3回告白して振られ続けた女性のエピソードで、3は私の高校時代のクラスメイトの実話です。
このケースを見てもわかる通り、当事者の本人の胸の内は、幸福感を感じていなかったり、自分の選択によって気がつけば大切なものを見失ってしまう例もあるのです。
他人の有様を目の当たりにして、「自分はなんて不幸な人間なんだろう。上手くいく人間が羨ましいよ」という羨望の念が芽生えるのは自然ですが、今上手くいっていない自分の人生も、この先逆転して幸福を手にする可能性の方が高いことを知って欲しいです。
引き際があっさりしていたり、一番盛り上がっている時期に、突然別れが訪れたりすると、振った側の人間も、過去の美しい思い出をなかなか忘れられずに、一人引きずって、苦しみ続けることもあるのです。
「人生苦あれば楽あり。楽あれば苦あり。」
「因果応報」
とはよく言ったもので、世の中は忍耐や苦労を重ねた人間には必ずご褒美が与えられるようになっているんです。
「運がいい」「運が悪い」なんて、一概には言えません。
目の前の現象だけを物事の全てと判断せずに、長い目で見れば必ず自分にもチャンスがやってくることを忘れないでください。
自然体のあなたが日々努力奮闘している様をしっかり見守っている存在も近くにいるのかもしれません。
物事は常に変化していくと同時に、人の心も移り変わっていきます。
今度はぜひみなさんが体験した「まさかの恋の逆転ホームラン」を聴かせてください。
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