第151回「諦めなければ誰かに想いは届きます」その1
いつもいつもいい人止まり。
告白しても友達止まりで、自信を失っている方に向けて、
でも、あなたにはこんないいところがあるんですよ。
今までが思うようにいかなくても、これから楽しみが待っていますよ。
その声を一人で孤独に浸っているみなさんに届けるために、行動の幅を広げてきました。
そう、他でもない私自身が10代の頃、不器用で、真面目すぎるために、恋愛も人間関係も、何もかも空回りして、上手くいかないジレンマを繰り返してきたのです。
そんな「いい人」と揶揄されてきた私の転機は、自分の世界から脱却して、人のために生きるように視点を変えたことから始まりました。
誰から、「ありがとう」と言われることがどれほど乾いた心を潤してくれることか。
こうして、今この記事を読んでいる方の中には、自分には魅力もないし、夢も希望もない。
恋愛なんて無縁だし、この先ずっと自分は独りぼっちになるんじゃないかという途轍もない不安に震えている最中かもしれません。
かつての私もそうでした。
失恋直後、こんなみじめな自分が嫌で、消えてなくなりたいと何度も願っていました。
みなさんの中には、告白したことは無意味だ。失恋したら何の価値もない。
とか、
一念発起して資格に挑戦したけれども、不合格になった以上意味がないんだ。
と、打ちひしがれている方がいるかもしれません。
「結果が全て」という言葉は、確かにその通りです。
告白して意中の相手と付き合えれば、新しい世界が広がりますし、資格試験に受かれば次のステップに進めます。
可能性を失った人間、取り残された自分は、価値のない人間なのでしょうか。
確かに、世の中の大半は、そのような評価をくだすかもしれません。
でも、私は挑戦したこと、そのこと自体が素晴らしいと思うのです。
今まで、敗北後に自信喪失されてきた方々には一貫してそう伝えてきました。
たとえ、今結果が出せなかったとしても、また気力が戻ったら、挑戦すればいいんです。
その時になって、気持ちが変わっていたら、今度は新しい目標に向かって、また歩き出せばいいんです。
自分の人生は、そういうふうに自由に取捨選択していいんですから。
私は不器用なりに、若いころは無我夢中に挑戦を続けてきました。
同じ人間に3回告白しては「友達としてはいいんだけれども」という定型文句で断られ、
なめてかかった宅建試験に2年連続で落ちて、その間受けた英検や食生活アドバイザー検定という試験にもことごとく不合格になり、
付き合っていた年下の女性に一か月という短期間で振られる等、上手くいかないときはとことん上手くいかなくなる経験を味わいました。
もしも、そういう不成功体験ばかりが続いていたら、完全に心を閉ざして、このようなコラムを書けていなかったでしょう。
しかし、とことん辛い体験を重ねると、幸運も舞い降りてくるものなのです。
好きになって、告白をして断られた女性から数日後に逆告白されてまさに起死回生を体験したり、
宅建も3度目の正直でその年の合格点ぴったりで合格を果たせたり、
念願の仕事に就けたり、
2013年から2014年まで10ほどの資格を取得することができて、
あの辛かった経験の数々がバネになったからこそ、目的地に向かってジャンプしてたどり着くことが出来たのだと思います。
これらの連続からは奇跡かと思えたりもしましたが、こう度重なると、奇跡とは案外身近に生じるものなのではないかと感じるようになりました。
人生は波のようなものだと思います。
上手くいかない時もあれば、嫌な時もある。
それでも、希望さえ持っていれば、何かを続けていれば、遅咲きでもいつか開花できるのです。
そして、たった一人の人間や資格試験に否定されたからと言って、全ての可能性を閉ざされたわけではないのです。
あなたが告白したり、資格に挑戦したことで、その成果が後になって出てくることもあるのです。
だから生きてほしい。希望を忘れないでほしい。
お願いだから・・・・・・可能性を諦めないで。
続く
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