第244回『ひたすら好きなことを続けていったら夢が一つ叶った話』

2015年11月30日上手くいかない人生

前回のコラムでも触れましたが、自分が夢中になれることや没頭できる何かに向かっていると必ず新しい出逢いが広がるものです。

私自身、まさに資格取得やサイト活動がその代表例なのですが、今回ご紹介するのは異色なエピソードになります。

2008年6月21日、もうすぐ7年が経とうとしますが、この日に私が描いていた夢が一つ叶いました。

それは、目立ちたがり屋の自分をアピールするために、テレビ番組に出演するという夢の実現でした。

当時メッセンジャーの黒田さんとアナウンサーの山本浩之さんが司会で、2010年まで放送されていた関西テレビの『ナンボDEなんぼ』という番組です。

きっかけは、私が2005年から2007年までの2年間獲得したたらこキューピーコレクションを、ホームページに公開していたところ、番組ディレクターの眼に留めていただき、取材を受ける流れになったのです。

画像は当時打ち合わせに使っていた台本です。


「キャラクターを愛する男性」というコーナーで特集を組んでいただき、私の変人ぶりをとくとアピールする ことに成功しました。


当時のコレクションぶりを収めたこの写真を見れば一目瞭然です。



あまりの光景にドン引きしたでしょうか。

その数はざっと100を超えています。

変人を通り越して変態と感じられた方もいらっしゃることでしょう。

これだけのたらこキューピーグッズを集めるのには相当な資金と労力を費やしましたが、私は構うことなく没頭していました。

周囲の人間は半ば呆れていましたが、たらこキューピーを追っかけていたあの時代の私は確かに輝いていました。

こうして一心不乱にたらこキューピーを求め続けた結果、その異色ぶりが注目されて、夢の実現へとつながったのです。

今回著作権の都合で当時の放送OAのキャプ画面は公開できませんが、たらこキューピーのマスコットを使って寸劇を披露しました。

その光景が更に珍百景だったようで、スタジオのパネラー達(サバンナや円広志さん)が唖然としながら凝視していました。

まさに変人の極みです。

そんな中、当時私がファンだった元グラビアアイドルの熊田曜子さんがこの一部始終を見て、

「私がもし恋人と付き合ったら、こういう人形劇とかしたいです♪」

と嬉々としながら天使の一言をかけてくれました。

自分の変人ぶりにお墨付きをもらえたようで、俄然自信がついたのを覚えています。

人とは変わっていて、誰もがマネをしないような独自の世界を構築したからこそ広がった世界でした。

人とは違っていても自分さえ自信を持って熱中できる何かがあれば、誰かの目に留まって認めてくれる人間がいるものです。

仮に自分の趣味や取り組みをドン引きしてしまう人間ならそこまでの縁だったということです。

私は当時のこの番組の録画DVDを付き合いたての彼女に見せたところ、その日を境に態度がよそよそしくなって、案の定関係は長続きしませんでした。

悪い意味でかなり意外性が強かったようで、幻滅してしまった部分があったことを後に明かしていました。

それからは相手の許容範囲と本性を確認するために、気に入った異性にはこの場面を意図的に見せるようにしています(笑)。

自分の好きな世界を追究してみると、自身が輝くだけではなくて、そこから一生の出逢いにつながる何かが得られるものです。

2015年11月30日

Posted by TAKA