第227回「失恋をした今こそSNSの断捨離を実践して、過去から未来に進みましょう」

2015年12月1日失恋した心に贈る


片思い失恋をした後や、破局後に、相手のツイッターやFacebookを覗いてしまった。


自分の知らない新しい世界に没頭している現状を知って、傷口に塩を塗ってしまったような経験は誰もが一度はあるのではないでしょうか。

この類の苦しみを吐露してくださる方は年々増えている今日この頃です。

そこでとりわけ今回は、失恋の後に、もう連絡しないと決めたはずなのに心の葛藤を抱えている場合の対処法についてスポットを当てました。

お互い別々の道を歩むようになっても、スマホやネットを使えばいつでもどこでも相手の状況を確認できるのがSNSです。

相手はもしかしたら自分と別れたこと、振ったことを後悔しているのではないか

という期待や、

自分と離れた後、どんな人生を送っているのだろう

という好奇心に従って、ひとたび触手を伸ばせば、数十秒後には分かってしまうインスタントな世界です。

あれだけ知りたかったはずなのに、いざそこには自分の存在が刻まれていない現実を目の当たりにすると、

やっぱり見なければ良かった

という後悔と自責の念に支配されて、しばらく引きずってしまう方が後を絶ちません。

私は自分の経験上からも、失恋後はSNSを活用することはオススメしていません。

復縁を願うにしても、再告白を図るにしても、気持ちの整理がついていない状態で、何度も相手のSNSアカウントをチェックしてしまうのは、逆効果になってしまう危険性の方が断然高いからです。

自分でも重々分かっているけれども、気になって、もしもを期待してしまって、つい見てしまうんだ。

そうですよね。

私もそうでした。

その抑えきれない衝動は、よく分かります。

時々、まるで禁断症状のように襲ってくるこの衝動を理性でコントロールするには、自分との闘いになってきますよね。

まず忘れないでいただきたいのは、その苦しみをかみ締めているのは、あなただけではないことです。

私も同じ思いを何度も繰り返しましたし、広い世の中では、失恋した人間の9割もがSNSを駆使して相手の動向をチェックしているというデータもあるそうです。


参照⇒失恋した人の9割がSNSを駆使して相手を探る事実


それだけ多くの人間がSNSで相手の最新状況を確認していることが分かったところですが、その後はどういう結末が待っていのかと言うと、誰もが見てしまったことで心の打撃を受けているのです。

やっぱり、失恋した以上は、相手の近況などは見ない方が良いと、先人の失敗体験からも伝わってきます。

そもそも文字で把握できる情報などは限界があります。

断片的な情報から想像を膨らませてしまい、自分が作り上げた妄想の世界に囚われて、ますます失恋の回復が遅れてしまうこともあるのです。

アクセスすることで、まだかすかにつながれている安心感を期待しても、別れた、振られたという現実から目を逸らしてはなりません。

もしも相手のSNSアカウントに触れないとしても、自身のツイッターやLINEを使って行き場のない感情を爆発させたり、相手への不平不満を次々と吐き出してしまうような行為も、同じように危険があります。

確かに、日記やブログで失恋経過記録を綴っていくことは、身辺整理のために大きな効果をもたらすものです。

ですが、SNSの場合は、自分の知人であったり、もしかしたら元恋人や関係者とつながっている中での投稿になるわけですから、感情的になっているあなたの有様を見て、心配されるどころか、勘違いされて引かれていってしまう可能性も考えられます。

本当はまだ好きなのに、相手の気を引くために、ブロックしてみた。

そのおかげで、相手がすがってきてくれた!

というエピソードは、残念ながら一度も聴いたことがありません。

そのまま覆水盆に返らずになってしまう顛末は、法則のように生じています。

気軽にすぐにでも気持ちを吐き出せるSNSは、一瞬にして周囲の人間に負の力を波及させてしまうリスクを忘れてはなりません。

参照⇒立ち直れなくなる? 失恋後に、SNSで絶対にやってはいけない5つの行動


失恋から立ち直るため、次のチャンスにつなげるためには、別れという現実を何とか受け止めて、認めた上で絶対に見ないこと。

ただそれだけのことなのですが、いざ実践に移すとなると、感情の浮き沈みの中で、どう対処するべきなのかと悩まれている方もいらっしゃるでしょう。

私は、連絡を絶対にしないという期間を設けることをオススメしています。

1週間という小目標から始まって、その次は2週間、更に3週間と繰り返しているうちに、気がつけば一ヶ月くらいは過ぎているものです。

その間、針のむしろのような長い時間に感じても、一ヶ月も経てばその報いが返ってくるものですもしかしたら、相手の方が気になって連絡してくるかもしれませんし、新しい出逢いに恵まれることだってあり得ます。

別れを受け止めて、相手にすがることが何の成長にもつながらないと自覚できて行動に移せた自分にちょっぴり自信を持てるようになるものです。

その段階までたどり着けば、自然に新しい可能性を模索できる視野が広がっていることでしょう。

もしも、一ヶ月経っても、どうしても相手が忘れられなくて眠れないくらい辛いし、未練が残っているのならば、達成できた記念として連絡してみたり、SNSをチェックしてみるのもありでしょう。

失恋当初の感情と一ヵ月後の気持ちが大差ないのならば、再アプローチしてみた方が未来に一歩踏み出せるのかもしれませんから。

次のサイトによると、60日ルールと言って、失恋後に2ヶ月間沈黙を保つことに成功したら、連絡するのも、SNSを見るのも自由にしてくださいという教えが書かれています。

元彼が忘れられないあなたに!失恋サバイバル60日ルールとは?

失恋した人間の十中八九がSNSを使って相手の動向をチェックしてしまうほど、すぐには気持ちは断ち切れないものです。

それが自然だし、チェックしたくなるのも、今すぐにでも可能なのですから当たり前です。

今はぐっと堪えてください。

その衝動をまずは今夜だけでもセーブできれば、あなたの勝ちです。

ここで誘惑に負けてアクセスしたら、奈落の底に落ちて振り出しに戻ってしまいますから。

連絡を控えた分、相手には、あなたという存在がより濃く残るのです。

恋の断捨離ならぬ、SNSの断捨離を実践することで、確実に開運効果が後で舞い込んできますよ。

2015年12月1日

Posted by TAKA