第183回「もうダメだ、もうできないと思った時こそ」

2015年12月1日上手くいかない人生


もうダメだ!!
っと心から悲鳴を上げてしまう瞬間は、もしかしたらまさに今なのかもしれません。


もうダメだ、もう限界だ。もう自分にはどうしようもない。

数百、数千回以上、私もその都度唱え続けてきました。

 
何度も好きになってアプローチしても、友達止まりの連続だった10代後半。

孤独に震えた大学4年間。

生まれて初めて本気で受検した漢検準1級に敗れた合格発表日。

付き合っていた恋人と別れて、復縁を模索した1年間。

28歳にして6年間の職場人生から一転して、アルバイトと国家試験に没頭する先の見えない孤独生活。


たった30年の歴史しかありませんが、振り返ってもみても節目節目で「もうダメだ」という限界が訪れる瞬間が多々生じました。

毎日継続しているこのラブステでのサイト更新活動においても、宿命のように「もうダメかもしれない瞬間」が訪れるからです。

2014年5月31日の朝8時30分まで、「もうダメだ」を心の中で連呼していました。

 
相談活動は10年が経ち、資格応援ブログは3年目を迎えている今日ですが、きれいごとなしで申し上げますと、これまで何度も何度もドロップアウトの場面が脳裏によぎっていました。

月末というのも一つの要因だったこともありますが、この月は私のもとに誹謗中傷や批判メッセージが重なっていたのも加わって、心理的に重くのしかかっていたのです。
 

もうこれ以上、書けない。

もうこれ以上、相談メールに返せない。

その時の私の正直な心境はまさにこうでした。

気が付けば、毎日のようにブログを更新し続けていて、次々と寄せられるメール相談を前に、もうここらが限界なのかもしれないと、この先など考えられない窮地に立たされていました。

毎日続けること、毎回相談に対応すること、1回1回の繰り返しが私にとってはもう受け入れる余裕がないレベルに到達しているように感じられていたのです。

 

しかしながら、こういう心境は、その時が初めてではないのです。

いちいち記憶していないだけで、恐らく何百回ともなく対峙してきた瞬間なのでした。

この日もどこかで、

またこの時期が訪れたか。

と、きわめて冷静に分析している自分がいました。

自分のできる範囲内で、無理のないように選択すればいいんだ。

私は原点回帰していました。

そう、私が相談者様にいつも投げかけているこの言葉を、自分自身に反芻させていたのです。

 

なぜTAKA氏さんはそこまでして続けるのでしょうか?

毎日毎日ブログを継続していますが、ちゃんと休めているのでしょうか?


読者や相談者様からしばしば寄せられる質問ですが、その言葉こそが私がまた再起する原動力になっているのです。

なぜならば、私は自分が好きで選んだ道で、自分の意思で続けたいという思いが根底にあったからです。

誰に強制されているわけでもなく、辞めようと思えばいつだって辞められる、それにもかかわらず続けることを選択しているのは、面白いからなのです。

今回もそんなシンプルな動機を再認識することになりました。


遡ること、2年前の出来事です。

当時私は、アルバイトを続けながら資格学校に通い、ある国家資格を受験するための学業生活に専念している時期でした。

自分で選んだこの一年でしたが、勉強自体が苦痛で苦痛で仕方がありませんでした。

そんな私の心のよりどころになっていたが、その年の3月に合格していた社会福祉士国家試験の受験応援ブログの更新でした。

社会福祉士試験に合格した私の受験経験をもとに、社会福祉士に関係する書籍をまとめて紹介していました。

当時、学校とアルバイト以外の時間では、図書館で自主学習をしている時間が大半だったのですが、館内には福祉に関する本がずらりと並んでいて、インターネットを使って他館から関連書籍を取り寄せることもできたのも拍車をかけました。

休憩時間というこぎつけで、福祉の本を読み漁っては、ブログを更新する日々を重ねていましたが、いつしかその作業の連続の方が断然熱中していたのです。

 
そういう経緯もあり、私はこの孤独な受験生活の中で発見した、本気になって取り組める道だったのです。

 
あの時期に育まれたからこそブログだからこそ、ドロップアウトせずに3年目を迎えることができたとも言えます。

 
どんなに真剣になれても、どんなに面白くても、誰しも必ず何らかの壁にぶつかる時が訪れますよね。

 
もうダメだ。

もう自分には無理なのかもしれない。

限界と無力さを痛感して八方塞に陥ってしまう時もあるでしょう。

でも、忘れないでください。

その孤独や苦しみはあなた様だけではないことを。

私の傍には、受験や恋愛に悩む人間が毎日のように訪れて来られます。

私はアドバイザーでもありますが、そんなみなさんと同じように、悩みながら生き続けている悩み多き人間なのです。

 
まだやれる。

もっとできるはずだ。

5月31日の午前10時に、私が決意した一つの答えです。

そのままの勢いで、ブログは6月15日分まで書き溜めることができ、相談対応も4人連続で返信ができました。

これからも「もうダメかもしれない」瞬間は多々訪れるでしょう。

で も、私の気持ちが続く限り、この活動は継続できるはずです。

心配してくださる読者や相談者様の声が私の胸に沁みています。

毎日の更新や相談対応にこだわらずに、自分のできるペースで向き合っていきたいという気持ちになりました。

極限状態に陥っているからこそ、そこから新しい発見と成長が生まれるはずです。
 

みなさんも自分の可能性をドロップアウトしないでくださいね。

2015年12月1日

Posted by TAKA