第329回「呼ばれたから尊敬する本田圭佑選手を笑わして来ました」
物心ついた頃の話ですが、ふと時計を見ると「4時44分」というタイミングが重なり続けて今日まで生きながらえて来た私です。
444という数字の羅列を見ると、不吉な予感が脳裏をよぎるものですが、中学時代に80代の祖母からの
「4は幸せの4じゃよ」
という教えで、4の字を見る目が変わりました。
それから時間は流れて、2月7日のこの日、まさに「幸せの4」によって、一つのハッピーなお笑いストーリーが生まれたのです。
かの有名なACミラン所属本田圭佑選手に笑いをかましてきたのです。
思わずそういうツッコミが矢継ぎ早に飛んできそうなので、論より証拠ということで、この日撮影した本田圭佑選手ご本人の画像をご覧ください。
※掲載画像は本人が撮影許可した物を使用しています。
あ～らよっと♪
・・・・・・・ 😯
えっ？
気悪くしました？
本田圭佑選手でしょ！？
半信半疑どころか無信全疑でクリックしたものの、「もしかして」を1%でも期待された方はごめんなさいm(_ _)m
ネタバレするまでもありませんが、私が逢ってきたのは、本田圭佑選手そっくりのお笑い芸人「じゅんいちダビッドソン」さんです。
そして本田圭佑選手はこの時間、イタリアで試合に向けて準備を整えている最中です。
笑って堪えてくださるユーモア精神に満ち溢れた方のみ、このままスクロールしてご覧ください。
実物はテレビのビジュアル以上に本田選手にそっくりでした。
座席の整理番号は44。
何かが起きそうな前兆がします。
ここから事の顛末をお話しましょう。
本田圭佑選手の物まねでお笑いコントを行った後に、じゅんいちダビッドソンさんが出題するクイズに正解した5名に直筆サインがもらえるという企画でした。
挙手をして、じゅんいちダビッドソンさんに指名してもらえたら、回答できる権利を得られるというルールです。
キターー！！！
本田圭佑選手のファンになってから早6年が経ちますが、千載一遇のチャンスです。
あっ、念のために前置きしておきますと、
「じゅんいちダビッドソンと本田圭佑選手は別人や！」というツッコミは通用しない展開になるので、ご承知おきください。
この地点で私の中ではじゅんいちダビッドソン＝本田圭佑選手という方程式が成立しており、完全に同化していました。
じゅんいち・・・・・・、いや本田（以下本田さん）さん、どうか私の熱意を受け止めてくださ～い（挙手）。
一人、また一人とお客さんが本田さんに選ばれて行きます。
三人目もスルーされてしまって、いよいよ焦りが頂点に達しました。
選ばれるのはあと2名です。
まずい！そもそも本田さんと全然目が合わない！！
これだけのお客さんの数です。
「本田さん当てて（はぁと」みたいな乙女の極みオーラを醸し出しても、彼の目に留まるはずがありません。
作戦変更です。
己の持つありったけの眼力を送らなければ。
そして、彼のハートに火を点けるんだ。
本田さん！！！！
この思い、君に届け！！
「こいつメンチ切っているのか」とからまれてもおかしくないくらいの眼光で、選手宣誓のように手をピンと伸ばして、本田さんにありったけの熱意をぶつけました。
ハイハイハイハイハイハ～～～～イィィィ！！！
その結果、奇跡の瞬間が訪れます。
本田さん「そこのお兄さん、どうぞ」
えっ？
ワタシデスカ！？
「お兄さん」っておっしゃってるし・・・・・・本当に自分のことなのだろうか。
30歳を超えてから、「おじさん」なんて容赦ない一言を浴びせられるようになり、肉体の老化を否応なしに味わうようになった私。
おじさんと揶揄する輩達は純粋無垢な子どもだけなのですが、心は未完成人な私は大人げなくひねくれてしまうのです 😳 。
確か目が合ったような・・・でも、さっきまでの3人は全員児童だったしなぁ・・・・・・。
半信半疑のような気持ちが芽生えてしまう葛藤を抑えつつ、先ほどのシャープな目つきとは打って変わって、鳩が豆鉄砲を食ったような眼差しで本田さんを見つめ直してみます。
↑まさにハットしたこんな表情で、3秒間視線を飛ばし続けた結果、確かに本田さんと見つめ合っていました。
しゃああああ！！！！
ハット（鳩）トリックに成功しました！
本田圭佑選手ファンの日本代表として、お客さん達の期待を背負って行ってきます！！
今年で齢33になる私に対して「お兄さん」というありがたい敬称を使ってくださる本田さんの慈悲深さを受け取りつつ、憧れの本田さんが待つ壇上へと急ぎました。
もちろん、日ごろの感謝と尊敬の気持ちを持って、笑いでお返ししようと固く心に誓いながら。
かくして短期勝負の一大試合が幕を開けました。
以下、本田さん
と私
のやり取りです。
「こんにちは、身長が高いですね～」
「本田圭佑選手と同じなんです」
「へぇ〜〜〜！！（驚く顔）何かスポーツとかやってるんですか？」
よく聴かれる質問の一つです。
十中八九、バスケとかバレーをやっていそうなんて言われます。
「やってますよ。今でも続けてやっています」
「何やってるんですか？（真顔）」
「太鼓の達人です（真顔）」
※イメージ画像
「それゲームやん！！（爆笑）」
しゃああああ！！
本田さんから笑いを一本取ることに成功しました！「太鼓やってるといい汗出るんですよ～」
実際にライブの30分前に、ゲームコーナーでプレイしていたので、生汗の跡が残っていたのかもしれません。
「確かにスポーツみたいなところもあるか（納得顔）」
理解してくださいました。
そしてここからが本題です。
サインをもらうための本田圭佑選手に関するクイズです。
「さて、ここからがクイズですが、本田圭佑選手の出身地はどこでしょう！！？？」
「ロシア！！」と、ボケたかったところですが、親譲りの生真面目さが表出して普通に答えてしまいました。
「大阪！！」
「正解！！！（888）」
しゃああああ！！サインゲットだぜ♪
本田さん、この恩義には必ず応えますからね。
あと18秒後くらいにね。
「お名前聴かせてもらってもいいですか？（サインのため）」
「個人情報なんで、教えられないんですよね（ドヤ顔）」
・・・・・・。
この時代、いくら相手が本田さんだからと言っても安易に個人情報は提示出来ません。
筋金入りの生真面目さはこんな場面でも顔を出してしまうのです。
「さっきのお客さんといい、厳しいですね～（苦笑）」
実は計画的なウケ狙いで、前のお客さんの中でこの「個人情報だから～～」ネタをぶっこんでいる学生がいたので再利用したのです。
おかげで会場のお客さんから笑いをもらうことが出来ました。
頃合いを見計らって、名前を明かします。
「たかしって言います」
「たかしさんですね（笑顔）」
このようなコント仕立てな攻防の末、念願の本田さんサインをいただきました。
帰り際に、私から感謝の気持ちを込めて、本田さんに一言エールを送りました。
「これからも本田の達人を頑張ってくださいね」
※太鼓の達人とかけて。
「あ～～～！！そうですね～（笑）」
しゃああああ！！最後の最後まで本田さんから笑いをゲットできたぞ～！！！
「グラッチェ！」
「グラッチェ！（笑顔）」
こうして尊敬する本田さんへの笑いの恩返しを成功の内に収めました。
あわよくば本田の達人、モチネタとして使っちゃってくださいね。
直で見た本田さんの印象を一言に凝縮するとまさに、
本田△面白い（本田さんかっけーおもしろい）。
さて、もはや冒頭に挙げた私の偶然エピソードのことなどはお忘れでしょうが、ここで再登場です。
本田圭佑選手の日本代表背番号は4、今回の客席入場整理番号は44、色紙をもらえたのは4人目。
幸せの4が揃った瞬間です。
「思い立ったらすぐやる事。チャレンジしたいと思ったら今やらないといけない」
本田圭佑選手の名言は事実でした。
じゅんいちダビッドソンさん、本田さん、グラッチェ！！
PS:去年の6月にはインテル所属の長友佑都選手そっくりの芸人さん橋本まさをさんからもサインを頂戴していたので、これで我が家で夢の競演を果たせました。
二人とも7日続きで、ラッキー7ですね。
