第317回「縁がないものを無理矢理追いかけなければ悩みは解決する」

人生ってすべては縁なんだな、なんて思うことが最近よくある。

縁がある人とは出会うべくタイミングに出会い、仕事が広がったり、プライベートが充実したりする。

一方、縁がない人とは無理につながろうとしても、なかなかうまくいかないので、縁がなかった、タイミングが悪かったと思って、早めにあきらめる方がよいと考えるようになった。

そう思うと、人生、随分ラクになる。

 
(省略)
 
縁がある・ないの自然の流れに沿って生きていけば、嫉妬とか執着とかせず、心にストレスを抱え込まずに済む。

だから縁は大事にすると同時に、縁がない場合は見切りを早くするとよい。

そうやって自然体になれると、逆にいい縁や求めている縁が、ベストなタイミングで呼び込めるようになるはず。
 

ブロガーかさこの好きを仕事にするセルフブランディング術「縁がないものは無理やり追いかけない」より

 

「縁がある」「縁がない」という言葉がありますが、このメッセージは人間関係に共通する真髄であると思います。

私が人間関係につまずいた時に、30回以上は読み返しているほど感銘を受けた文章です。


自分が追いかけている人間、つながりを保っている人間との縁が離れようとしている時、いてもたってもいられずに、すがりつこうとしてしまうことが多いものです。

どれだけ自分が相手のことを想っているのか。

どれだけ相手との将来を真剣に考えているのか。

必死になって伝えてみても、相手の心に気持ちは届かないものです。

こういう時に、「あの時自分の取った言動がいけなかった」という後悔と自責の念に苛まれるようになりがちですが、実は「相手とは縁が無かった」の一言に尽きると思うのです。

縁がない人間というのは、どれだけ自分が努力しても、熱意を伝えてみても、つながりを築くことは出来ないものです。

これは私の30年という人生を振り返っても、男女の交友関係に共通していたのもあって、つくづくそう言えます。


難しいのは、追い込まれると、縁がない人間に自らすがろうとしたり、無理矢理縁を作ろうとする傾向があるところです。

手に届かない人間ほど夢中になりやすいという心理的なトリックもありますが、繰り返しますが、縁がない人間には、その時点でどれだけ全力を尽くしても心に響かないのです。

相手にとってみれば、あなたの気持ちに応えられない、つまりあなたの望むような関係を構築したくないから。

最終的には無視という無言の態度であしらってしまうようになるのです。


縁を結ぼうとしているその努力が、空回りしている理由。

それは、相手にとっては媚びているように受け取られてしまっているというのもあるのでしょう。

自分は相手に価値を感じているからこそアプローチをしているわけですが、手のひらを明かしているあなたの出方を見て、

「あぁ、この人は完全に自分のことが好きなんだな」と、余裕の態度からぞんざいな振る舞いをしているのかもしれません。

対等な立場としてではなくて、一歩上から見下ろしているような感じというでしょうか。

いずれにせよ、相手がこのような心理状況に置かれている場合、相手は縁を必要としていません。

同じような行動を起こせば起こすほど自分が不利になります。

こういう時こそ、「縁がないものは無理矢理追いかけない」の法則を思い出して、一歩離れてみることです。

縁はないというという言葉は未来永劫ではありません。

あくまでも、「今」の段階ではという前提なのです。

本当に縁があるかどうかというのが分かるのは、数ヶ月後や数年後である可能性もあります。

好意を伝え続ける、褒め続けるというような振る舞いでなくとも、困っている時に相手から求められたら初めて対応するという行動から、その誠意が伝わるような場合もあります。

自分がやれるだけのアプローチを行った後や、出逢った初期の段階で縁がないと感じたら無理矢理追いかけない。

縁がないからと執着から離れることが、今抱えている悩みを解決させるための唯一無二の方法とも言えるのです。

 

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