第185回「人生はやり直せるかを実践した結果-その10-」

実体験・人間考察コラム

※前回はこちら から


みなさんは、YOUは何しに日本へ?というテレビ番組をご存知でしょうか。

空港に居合わせた外国人(永住・帰化した人物なども含む)に、番組スタッフが「YOUは何しに日本へ?」と問いかけ、密着取材をさせてもらうという内容のテレビ東京の番組です。

毎週月曜18時57分から放送されています。

もともと、2013年1月に深夜で放送が始まった当番組は、あっという間に話題になり、2013年4月にゴールデンに昇格。

視聴率も、2013年上期には7.4%、下期には9.2%とうなぎのぼりです。

佐世保バーガー食べに来たオーストラリア人、社交ダンスの全国大会に参加する為、来日したロシア人、コスプレの世界一を決める「世界コスプレサミット」に参加するためにやってきたイタリア人など、個性豊かな外国人が登場します。

私はこの番組を見るたびに、ケビン達と過ごしたあの日々を懐古しています。


あなたが遠慮しても世界の役に立てないのだ。

周りの人が気後れしないように、あなたが身を縮めることは何の美徳でもない。



2013年12月5日、世界中から惜しまれつつ95歳で亡くなった、南アフリカ共和国初の黒人大統領のネルソンマンデラの言葉です。
  
アパルトヘイト(人種隔離と差別の制度)撤廃を訴えて、27年間の獄中生活を過ごした
マンデラ氏の言葉には重みがこもっています。


障子を開けてみよ。

外は広いぞ。


TOYOTAグループの創始者である豊田佐吉さんが放った言葉です。
  

そう、私の新しい出逢いは、この手で開いた扉のその先に待っていました。


   

わたしはケビンともうします。

アメリカのイリノイ州のシカゴからきました。

日本のことたくさん知りたいです。

どうぞ、よろしく!

   
教室に入るなり、私と身長が同じくらいで、体格の良いアメリカ人の男性が、目を見つめながら自己紹介を述べてきました。

同時に、力強い握手を求めてきました。

あまりにもインパクトがありすぎる出逢いの始まりでした。

瞬時に、「この場にやってきたことは間違ってはないなかった」という直感が芽生えました。

日本語初級クラスであるものの、初対面の日本人に対して臆せず日本語で自分をアピールできる語学力に感動を覚えたからです。

ケビンの真っ白な歯と眩しすぎる笑顔が脳裏に焼き付きました。

   
それから1か月の間、ケビンを筆頭とした留学生達との異文化交流が始まりました。

続く

Posted by TAKA