第287回「好きになった方が負けではなくて、〇〇したら負けという法則」
※ 長崎グラバー園で見つけたハートストーン
恋愛は好きになった方が負け
惚れた方が負け
このフレーズを目にしたことが一度はあるのではないでしょうか。
恋愛のパワーバランスが崩れて、相手優位に関係性が出来上がってしまうことが起因しているからだと言います。
その裏付けのように、世に出回っている恋愛指南本やマニュアル本に目を通すと、
相手を惚れさせるテクニックや技術が重要視されているような風潮を感じます。
好きになった時点で恋愛はゲームオーバーと言わんとばかりですが、私はこの言葉自体に違和感を覚えています。
好きになった方が負けとは誰に敗北することになるのか。
好きになった相手?
恋のライバル?
勝ちと負けの定義とは何なのか。
成就すること?玉砕すること?
好きになった方が負けという言葉をうのみにすると、いみじくもその通りになってしまうというカラクリは事実です。
好きになった方が損をする、劣っているという考えを刷り込むようになると、
「どうせ自分の恋愛は上手くいかなくなる」という自己暗示の呪縛にとりつかれるようになります。
そういう態度は相手にも伝わって、結果として本当にその言葉の通りの結末が待っています。
言霊の持つ力というものは想像以上に威力があるものです。
どうせならば、負けというネガティブなキーワードを、戒めの言葉として有効活用できないものだろうか。
そこで私が〇〇をしたら負けという言葉を恋愛に当てはめたところ、「焦り」という二文字が該当しました。
恋愛は焦った方が負け。
焦って行動を起こしたら失敗するというのは万人に共通する法則だと言えます。
片思いでも、復縁でも、良好なカップル関係を築く上でも、全てに共通しています。
焦ったことで相手の地雷を踏んで、関係が崩壊してしまった話は数えきれないほど耳にしていますが、
焦って気持ちを伝えて、ハッピーになれたという話は一度も聴いたことはありません。
焦ったら負けという真意。
それは、好きになった相手でもライバルでもなく、自分自身に負けたことになるのです。
不安と焦りに葛藤を重ねた自分との闘いに負けた結果、結論を急かそうと行動に移るから上手くいかなくなるのです。
いざ自分の立場になると、頭では理解していても、焦りとイライラの感情というものはコントロールできなくなるものです。
そういう時こそ、焦って行動を起こしたらゲームオーバーになるという法則を、常に念頭に入れて置くようにすると、いざという場面のストッパーになります。
焦りが抑えきれなくなったら、踏みとどまって行動を起こさずに一歩退くという英断から、また進路を立て直しましょう。
不安と焦りで作り出した自分に打ち克てれば怖い者なしです。
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