第281回「同棲を続けているものの彼から結婚の意思を感じられずに焦っていたら」

2015年11月30日上手くいかない恋愛関係

えっ!?何で別れたの!?

結婚寸前だったはずのY君が彼女と別れることになった報告を聴いたのは、青天の霹靂でした。

Y君は職場の同僚である彼女と交際をスタートして、まもなく同棲生活が始まりました。

もともと遠方から引っ越してきた一人暮らしの彼女のアパートにY君が住ませてもらう形になったのです。

会社から通いやすいからという理由で、彼女も否定することなく、一年もの間、二人で生活を送っていました。

別れ話を知った一か月前までは、結婚式の計画について話をしていたので、まさかの展開に驚嘆しました。

別れの理由。それは、Y君が彼女に振られてしまったということでした。

彼女は最終場面でも多くは語らずに、一言で言うと「冷めた」という理由だったそうです。

プロポーズのタイミングまで考えていたY君からすれば、放心状態のようでした。

俺の何が悪かったの?結婚まで真剣に考えていたのに。

Y君はそうぼやいていました。

真相は彼女のみぞ知りますが、彼女にとってY君は結婚を考えられるような相手ではなかったということです。

一年もの間共に住んでいれば、良い面も悪い面も様々な面が見えたのでしょう。

Y君は、もっと早く結婚を提案していれば別れには至らなかったのではないかと後悔していました。

タイミングというものも理由の一つだったのかもしれませんが、そればかりは他人には分かりません。

Y君とは反対に、初めから結婚というキーワードをちらつかせて、同棲生活を開始するようなカップルも多数存在します。

特に男性側からというエピソードが実に多いのです。

ところが、結婚をする前段階として、同棲生活を始めたものの、どれだけ時間が経っても

彼氏が具体的な話をしてくれずに、悶々とした気持ちを抱えている女性の声をしばしば聴いてきました。

中には2年以上彼を信じて待ち続けても、一切進展がみられないどころか、

彼が他に好きな女性を作って、数か月後にゴールインしたという非情な話も耳にしたこともあります。

長い時間彼を信じて、家事と仕事を両立しながら尽くし続けた女性からすればその失望感は半端ないでしょう。

結婚の期待を持って同棲をスタートした自分と、結婚をする気がないのに(もしかしたら同棲前はあったのかもしれませんが)、

ずるずると関係を続けて、彼女に甘んじている彼との関係にひずみが生じるのは必然です。

論より証拠という言葉があるように、男性がいくら都合の良い言葉をちらつかせてきても、

態度が伴っていなければ本気ではありません。

彼はいつか変わってくれるだろう。

尽くし続けようという姿勢に徹すれば徹するほど、皮肉にも相手の結婚の意識が遠のいてしまうのです。

もしかしたら、事実を知ったらもうこの幸せを持続できないかもしれなくなる恐怖から、

良い彼女を演じ続けているのかもしれません。

しかし、心の中では常に彼との将来でビクビクしている不安定さに支配されていて、

このままではいけないという危機感に駆られているのではないでしょうか。

ある程度の期限を決めても変化が見られないようならば、彼のリアルな本気度を調べてみるために、

単刀直入に将来のことをどう思っているのかを訪ねてみることをオススメします。

忘れてはなりません。

あなたは彼の家政婦でもお母さんでもないのです。

そして、彼との将来を主張できる権利があるのです。

恋愛も結婚も彼本位で進めていくものではなくて、あなたと彼が対等の立場で築き上げて行くものなのですから。

2015年11月30日

Posted by TAKA