第274回「寂しいから付き合う、孤独だから恋愛をしたいという生き方について」
十数年以上の付き合いがある私の友達で、30代の独身男性がいます。
独り身と言えど、彼には今、付き合っている彼女がいます。
彼よりも年が6歳年下になるとてもかわいい女性です。
先日、ラブラブぶりが伝わってくるようなプリクラを見せてもらいました。
そんな彼は彼女が途切れていた時期がありません。
高校時代から今に至るまで、フリーだった時期が皆無と言っていいほどないのです。
無職の時も、フリーターの時も、躁うつ病や糖尿病に苦しんだ時期も、常に彼の傍には女性がいました。
既に交際人数は二けたを超えています。
彼とは4~6か月に一度逢うのですが、少なくともこの1年の間で3人の女性が入れ替わっています。
彼は一人の女性との関係が長続きした経験がほとんどないと言っていました。
恋愛の先に結婚という図式が存在せずに、最後は彼女の方から別れを告げられることが大半のようです。
歴代の彼女との間に何があったのかは分かりません。
彼自身もその点については口を閉ざしていました。
しかし、彼の行動を見ていると、その理由が想像できる部分もありました。
彼は常に女性に飢えているようでした。
その証拠に、彼はたとえ付き合っている彼女がいる期間でも、合コンや出逢い系サイトなどを積極的に活用して、複数の女性とやり取りをしていました。
彼はなぜそこまでしてすぐに恋愛モードに切り替われるのかを訪ねてみたところ、
「独りじゃ寂しいから求めたくなる」という言葉を述べていたことがありました。
女性と肌を重ねている時、自分を好いてもらっている瞬間こそが、男としての甲斐性だと強調していました。
そんな欲望が叶っているようでも、彼は決して心が満たされていないようでした。
それどころか、彼は自分の将来を憂うような一言を放っていました。
俺みたいな男は一生結婚できないかもしれない。
常に交際している彼女がいるのに満たされない心を持つ彼は、人知れず孤独に震えているのかもしれないと感じた瞬間です。
心の隙を埋めるために相手の女性を求めても、いつも同じことの繰り返しになって進歩がないことを、彼自身、経験から気付いているのかもしれません。
彼がこの先どのような人生を辿ることになるのかは想像の域に留まりますが、
いつか最愛の女性と結婚して、温かい家庭を持つようになったらまたその後の展開を紹介したいと思います。
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今日はこちらのブログにおじゃましました。ブログが取り留めもない日々の連続でとっても素敵ですね。ニートがどんな生活をしているか気になりませんか?よければ、足を運んでみてください。