第207回「無視された時、本気の想いが届かなかった時の心持ち」
諦めること。
仕方ないと割り切ること。
縁がなかったと認められること。
恋愛がうまくいかなかった時に、すぐにそう割り切れる人間がいたら、数多の煩悩に苦しむことはないでしょう。
これだけ相手のことを想っているのにどうして伝わらないんだ。
何で無視されなければいけないの。
こんなに好きなんだから、相手も好きになってくれたっていいのに。
本気で向き合った結果、相手がそっぽを向いてしまったことほど心にのしかかるものはないでしょう。
なぜ私達がここまで思い通りにならない時に失望したり落胆するのかと言うと、相手に期待しているからでしょう。
相手に費やした時間や額が多ければ多いほど、報われなかった代償のように苦しみが増すのです。
あれだけ楽しい時間を一緒に過ごしたのに、何で無視なんて態度で避けようとしているんだ。
あれだけ好意をアピールしたのに、どうして自分じゃダメなんだ。
独り残された後に、絶望と失望のはざまに苦しむようになるでしょう。
でもね。
人の心というものは、自分の思うようにはならないのです。
分かっていても、それを認めることほど苦しみが襲ってくる瞬間はないでしょう。
納得がいかなくても、歯を食いしばってでも、身を引かざるを得ないこともあるのが恋愛なのです。
自分の思っていることと、他人がイメージしていることは、想像している以上に異なっているものである。
私がコミュニケーション能力検定認定講座2級を講習した際に、講師の先生がコミュニケーションの根幹として述べていたものです。
自分の考えと相手の考えは絶望的なくらい乖離しているものであると考えた方が気が楽になるという教えでした。
その言葉の持つ意味を、30年の人生の中で幾度となく経験してきました。
私自身も女性に無視をされた回数も数えきれないくらいです。
例えば、私は恋愛の相談対応を日ごろから行っていますが、相談者の方から返信をもらえずに、無視されてしまうことは日常茶飯事です。
でも、私はさほど気に留めていません。
いちいち返事がもらえないことにショックを重ねて落ち込んでいたら、11年は続けていられませんでした。
無視されたとしても、自分がその時本気でかけた言葉を読んでもらえただけで良いという考えに徹しているからです。
その背景には、【傷つくならば、それは愛ではない】 という、ビジョン心理学の創設者チャック・スペザーノ博士の言葉が私の支えになっています。
他者がどう受け取っても、相手の喜ぶための最善を尽くせたならば本望だと思っています。
無理に自分の気持ちに無理をしてまで諦める必要は全くありません。
そうすればするほど反動として塗炭の苦しみが襲ってくるでしょう。
人は自分の期待通りにはならないものである。
それでも、縁があれば、報われることもあるのです。
どうせ思い通りにならないのならば、自分のやりたいように、自分の気持ちをアピールしたり、行動を起こした者勝ちなのです。
100回に1度いい結果が出れば大成功」だと思うようにしましょう。
恋愛は何度失恋を繰り返しても、最終的に恋人や結婚相手が見つかれば 成功です。
「失敗は成功の母」という名言もあるように 、うまくいかない経験なくして成功体験が起こることは稀です。
向上心や成長意欲を持って撃沈を重ねると、いずれ自分の求める夢に辿り着けます。
相性の良い素敵な異性と知り合えるまで、根気よく出会いのチャンスを探し求め続けましょう。
恋愛がうまくいかない時の理由より引用
【参照サイト】
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