第202回「2015街コンに初めて参戦してきました その1」

2015年12月1日実体験・人間考察コラム


ここ数年、恋愛に消極的な人間が増えているというニュースを頻繁に目にするようになりました。

若者の恋愛離れが如実になっている調査が定期的に公開されています。

結婚相談所「オーネット」が2015年1月に成人式を迎える全国の独身男女計600名を対象に調査を行ったところ(調査実施は2014年12月)、男女とも7割強が現在交際相手が「いない」と答えたようです。

現在交際相手がいない人で「交際相手が欲しい」と答えた割合は男性が64.4%、女性は過去最低値の60.4%でした。

そんなに低い割合ではないように感じますが、15年前の2000年の調査では男性が91.6%だったことを考えると、大幅に低下していることがわかります。

これまでの交際経験について、全体の約半数(47.8%)が「誰とも交際したことがない」と答えました。

一度も経験がないという男女比は、男性では50.0%、女性では45.7%という結果でした。

片思いを含めて誰かを好きになった恋愛経験は「1回もない」が約2割(19.0%)を占め、男女別では女性が21.3%と、男性の16.7%を上回ったようです。

追い打ちをかけるかのように、「草食系」、「ロールキャベツ系」等、恋愛に消極的な男性の傾向を例える言葉が次々と生まれている中、「絶食系」という新たな言葉も派生しました。

はてなキーワードからの引用ですが、

絶食系男子とは、肉食系でも草食系でもなく、恋愛に興味を示さない男性のこと。

女性無しで人生を楽しめるタイプの男性のこと。

また、全ての「欲」から解放された悟りの境地にあるようなタイプを指すことも。

【特徴】

・恋愛に興味がない

  • ・女性より、男性とつるんでいるほうが数十倍楽しい
  • ・好きな女性芸能人を尋ねても「わからない」と答える
  • ・自分の世界観が強く、他人を寄せ付けない

 

・女性が苦手だったり嫌いだったりするわけではない

恋愛に無関心で消極的な人間がそれほど世の中に蔓延しているのでしょうか。

14年間上手くいかない恋愛の支援に特化してきた自分からすると、俄かには信じがたい実態です。

その時代を反映させるかのように、少子化対策として、各地で街コンが頻繁に繰り広げられています。

最近はブームが落ち着いて下火になっていて、街コン=オワコンとも揶揄されることもありますが、週末を中心で、全国的に開催されています。

拍車をかけるかのように、2014年には自民党の議員らが作る「婚活・街コン推進議員連盟」という組織も発足して、国が事業を後押ししています。

参照リンク

私の同級生の独身男性からも街コンに参加して出逢いがあった話を耳にしていますし、今まで恋愛に縁がなかった方が街コンで恋人をゲットできたという相談者様の生声も届いています。

私自身は一度も街コンに参加したことはありませんでしたが、興味があったことは確かです。

そんな私ですが、2015年になって初めて街コンに参加してきました。

それも史上初の1万人規模というスケールの大きいイベントです。

街コンは二人参加が基本ですが、私は初参戦にも関わらず、一人参加をしてきたのです。


1万人収容できる場所と言う時点で限られているのですが、会場は東京ドームです。

参加費は1500円という格安の価格です。

参加資格は20~39歳の未婚男女でした。

1万人も集う街コンならば、若者の恋愛実態を垣間見れるに違いない。

コラムのネタとしてはもってこいでした。

第181回コラム「ネタを手にするために動いてみる」 のように、まずは自分で動いてみて、世の中の動向を掴もうというモチベーションです。


と言うことで、次回から数回にわたって街コンin東京ドームの実態をレポートして行きたいと思います。

他方、自分自身も良い出逢いに巡り会うかもしれないという期待も膨らませながら、平日夜、仕事帰りに向かいました。

そこに広がる世界は、まさに件のニュースや日常の生活とはかけ離れた男女の合戦でした。

続く

※ 4月1日でサイト誕生から14年を迎えることが出来ました。これからも、恋愛や人生、人間関係に躓いているみなさんと共に未来に進んで行ける企画やコラムを展開していきますので、よろしくお願いします。

2015年12月1日

Posted by TAKA