第17回「告白して断られてしまっても、まだ大丈夫」

2015年12月3日上手くいかない片思い


一か八か思い切って気持ちを伝えよう。
結果はどうであれ、後悔だけはしたくないから。

どれだけ年をとっても、恋愛経験を積んできても、好きな人への告白は、勇気が要る行為ですよね。
 
下手すれば今までの仲の良い関係が壊れてしまって、二度と元の関係には戻れないかもしれない。

玉砕覚悟でも、告白OKの自信があっても、告白して断れてしまったら言うまでもなく相当凹んでしまうし、精神的ダメージは大きいです。

相手の自分に対する気持ちが知りたくて、ようやく本音が分かったら、相手は自分のことを恋愛対象に思ってなかった。
  

振られてしまったら、告白以前とは心境が一転するものです。
 
「前までの関係に戻りたい」
 
「告白なんてしなければよかった」
破れた儚さと虚しさの余韻から、混乱することもあるでしょう。
 
失意の中、これから先の行き場を見失って、右往左往していたとしたら、私は皆さんに向かって「これから先まだ可能性があるから大丈夫」と伝えたい。
 
何を今更言うんだ。

他人事だと思って適当なこと言ってるな。

癪に触わった方もいるかもしれませんが、決して他人事ではないのです。
     
私は今までに同じ女性に合計3回に渡って告白したことがあります。

そして、1度告白して断られた女性から逆告白された体験もあるからです。


告白して断られてしまったら、相手の気持ちが自分に向いてない事実が分かったし、気持ちを切り替えて、また新しい人を見つけなければならないという常識に縛られているかもしれません。

告白して一度断られたからと言って、すぐに諦める必要はないのです。


私が振られた女性から告白してもらった時の出来事を語ります。
 
私からの告白の返事は、

「人として尊敬するし、好きだけど、異性としては好きではない」
 
このようにはっきり言われました。
 

やれることはやったので、不本意な結果で終わった以上、もはや自分に出来ることはないと悟り、撃沈した後は、数日間廃人のように沈んでいました。
 
ところが、ある晩、突然彼女からの長文メールが届きました。
 
もはや自分から連絡することはないと、彼女のメルアドや番号を削除していたのですが、見覚えのあるアドレスですぐに分かりました。
 
「あれから離れてみて、本当の自分の気持ちに気づいた。もう電話もメールも出来ないのが辛くてたまらない。何より特別な存在で”好き”だと分かった。自分勝手で申し訳ない」

というような内容でした。

一瞬にして地獄から天国に移り変わった高揚を、今でも鮮明に覚えています。

 
私が返信をした後に、彼女から電話がかかってきて、肉声で気持ちを確認できたことで、お付き合いがスタートしました。
 
彼女は今まで本気で人を好きになったことがなかったから、告白された時に好きという感覚がいまいち分からなかった。
 
でも、離れてこのまま連絡出来なくなったら辛すぎるし、もっと二人でたくさん思い出を作りたいという気持ちに気付いた。
 
つまり、好きという想いだと確信したと経緯を説明してくれました。
 

私の知り合いの女性でも、数回告白して、最初全く恋愛対象に思われてなかったのに、逆転して見事に付き合えたハッピーな人がいます。
 
また、ネット上でも、告白して断られたけど、数ヵ月後に逆に相手から告白されたエピソードも多数聞いています。

何度も何度も告白すれば、必ず付き合えるという保証はありませんが、真剣な気持ちは確実に相手の心に伝わっています。
     

告白されてはじめて異性を意識する場合もありますし、告白された時に相手に付き合っている恋人がいたために、断ざるを得なかったり、好きな人がいたりするタイミングの問題もあるので、断られたからといって、自分の人格を否定されたとめげることはなく、無理に諦める必要もないのです。

諦めない限り、付き合える可能性が必然的に出てくるのです。

でも、再度告白を決意するにあたって、勘違いして欲しくない点があります。

告白を繰り返せばいつか必ず付き合えると信じ、何度も相手に迫る行為です。


一度は断られているのは、相手なりの事情がありますから、何より相手の気持ちを尊重して下さい。

相手の気持ちを無視して、自分勝手に想いを押し付ける行為は、下手すればストーカーと認識されても文句は言えません。

 
最初は断わってしまった罪悪感のような感情から、しだいに嫌悪感に変わってしまいます。

その点を念頭に入れ、身辺整理を行いましょう。

 
相手の反応をうかがいつつ、冷静な判断力を取り戻せるようになってから、次の告白の計画を実行に移すことをお勧めします。

また、断られた後も自分磨きを忘れずに、常に向上心を忘れないようにしないと、たとえ何度気持ちを伝えたところで、いつまで経っても付き合える可能性は見えて来ないでしょう。

 
断られた=現時点では相手にとって足りない(受け入れられない)何かがあるというのが事実なのです。


では、どうすれば再告白が成就するか。

一概には言えませんが、経験談から述べると、相手の反応をうかがいつつ、小出しにアプローチして行くか、しばらくは自分からは距離を置いて、その間に自分を磨く。

そしてお互い一人になった時間の中で、相手に自分の存在を見つめ直させる方法が挙げられます。

積極的になれば上手くいくとは限らないですし、距離を置いて初めて気付く想いもあるかもしれないのです。

どちらの距離感が適しているかは、相手の性格と自分が出来る範囲内から判断して下さい。

私もかつて一年以上かけて3回告白してきましたが、なぜそこまで頑張れたかというとそれほど本気で好きになれた大切な女性だったからです。

告白を重ねるたびに相手と親密になることが出来ました。
 
見返りなしに一人の人をずっと想い続けるのは相当の忍耐が必要ですが、絶対に手放したくない魅力的な異性なんてそう簡単に出逢えるわけではないですし、少しでもまだ頑張ってみたいという意欲あったら、決意を胸に、再スタートを切ってみませんか。

 

2015年12月3日

Posted by TAKA