第62回「傷ついてばかりの恋愛で気力もなにも失っているあなたへ」

2015年12月3日失恋した心に贈る


このコラムをご覧になっているということは、まさにみなさんの過去や現在の恋愛の中で、傷ついてきた体験があったのですね。

大好きだった人の裏切りや、いつもいつも振られてばかりの片思い、体だけ求められて見限られてしまった体験など千差万別ですが、好きになった異性によって、みなさんの純粋な気持ちを傷つけられてきたのでしょう。

中には、「自分が傷ついている」という認識があったとしても、その原因が相手のせいではなく、「魅力がない自分が全て悪い」というふうに、自分を責めている方もいるかもしれません。

心のどこかで、「もう自分はダメなんだから、このまま落ちるところまで落ちればいいんだ」なんて失望感でいっぱいになっていたとしても、きっとこのコラムを目にされたということは、一方で救われたいという願いもあるはずです。

苦しかったでしょう。心がヒリヒリしていたのでしょう。

もう、大丈夫ですよ。

よくここまで一人で頑張ってきました。

恋愛って本当に思い通りにならないことの連続ですよね。

相手の気持ちを変えることがこれほど難しいだなんて、自分の限界を感じているそのお気持ちがよく分かりますよ。

かつての私も、片思いで好きだった人に告白する以前にあしらわれたり、彼氏がいるのに思わせぶりとも捉えられるような態度に振り回された苦い過去や、好きで付き合えた人にメールで別れを突き付けられた衝撃の体験が多々ありました。

その度に、自信喪失したり、相手を憎んだりしましたが、それでも好きだからこそ簡単に気持ちを割り切れないわけですが、どれだけこちら側が努力してやり直そうとしても、相手の気持ちを変えることが出来ない限界を何度も味わってきました。

失恋からなかなか立ち直れずに、孤独から逃避するかのように、自暴自棄になって風俗に救いを求めたり、傷つけられた辛い思いを幸せそうな人間にも味わわせてやろうと、邪悪な念が芽生えたこともありましたが、ただ虚しさだけが残りました。

どれだけたくさんの勇気が出る言葉を聴いても、友達から慰めてもらっても、好きだったあの人とはもはや同じ道を歩むことはできない現実に直面して、何度「こんな人生ならば死んだほうがましかな」という究極的な考えに陥ったことでしょうか。

お台場や横浜の占い師に、好きだった女性の生年月日を教えて、相性占いをしてもらったこともありました。

共通して占い師達から、「あなたはその女性と別れて正解でしたよ。相性が合わなかったのですよ」なんて言葉を掛けてもらっても、

「やっぱり別れることになったのは、お互いの価値観や性格の差があったからこそなんだ。自分は間違っていなかった」

という希望が一瞬湧くのですが、夜になるとやはり「それでも、別れたくはなかった……」という相反する気持ちがしばらく続きました。

後になって冷静に考えてみると、失恋にどっぷり浸かっていたあの頃は、大好きだったあの人に自分と言う存在を忘れられてしまう恐怖感と、毎日が充実していた恋している自分を喪失したくない思いでいっぱいだったことに気づきました。
  
そんな思い通りにならない恋愛を重ねてきた私ですが、私の元にいらっしゃる多くの相談者様も、好きな人との関係で悩まれております。
  
過去のトラウマを乗り越えて、行動することによって、未来を塗り替えられている相談者様の報告を耳にすると私も救われます。

みなさんが共通しておっしゃていた言葉を紹介します。


 「一歩踏み出してみてよかった。案ずるよりも産むがやすしのように、実際に行動してみたら、想像していたよりも楽だった」

      

傷ついてばかりの恋愛で、気力も何も失っているみなさん、もう自分を解放してあげていいんですよ。
 
十分あなたは苦しんで、その純粋な気持ちだからこそ、責任を一人で抱えてこんできたのでしょう。
 
裏切られたり、傷つけられた体験から、一歩前に踏み出せずにいるのでしょう。
 
そんな他人の心の痛みが分かってあげられるみなさんだからこそ、自分からは同じ行動を繰り返さなければいいんです。

もうそんな頑張って来た自分を許してあげていいんですよ。

ほんの少しの勇気があなたの過去を救ってあげられるのです。
 
このコラムを読んでくださったみなさんならば、自分の力で新しい未来を築ける力を備えています。

それは私が保証します。

行動を起こしたことで出逢えた感動を、みなさんのリアルな報告をぜひ聴かせてください。

さらば、悲しみの青春。

2015年12月3日

Posted by TAKA