第149回「貴女の身体を求める男たち」

2015年11月30日男性心理

今回は、私から悩める女性のみなさんへ、切なる願いを込めたコラムになっています。

2012年8月から生通話相談カウンセリングサービスを開始してから、特に20代前半の若い女性相談者様が本音の恋愛相談を寄せてくださるようになりました。

相談室では書き込めないようなナイーブな問題なので、一対一形式の音声通話形式が向いているのかもしれません。

個別具体的な内容は明かせませんが、印象的だったのは、

「好きになった人or元カレが肉体関係を求めてきて応じてしまう。でも、このままではいけないと思っている」

というケースが多かったことです。

ケース1.ようやくできた彼氏ですが、会うとHばかり。しかも相手からの誘いのほとんどがH目的。

他のことをしていても上の空みたいだし、こちらが誘いをかけても、冷たいんです。

ケース2.元カレと会うと、つい昔の流れでHを許してしまう。

このままではいけないと思っているけれども、情が残っていて断ち切れない。

ケース3.まだ付き合っていない片思いの状況だったのですが、ある晩、彼と一線を越えてしまいました。

ですが、それから彼の態度が激変してしまったんです。

メールも返ってこなくなったし・・・・・・私がいけなかったんですよね?

ケース4.最近、生活のすれ違いや価値観の相違から、彼とケンカすることが多くなったけれども、激高した彼は、激しい怒声を浴びせてくるんです。

恐怖から、ただただ涙していると、急に優しくなって、その後はお決まりの流れに。Hを終えた後の虚しさが消えません。

私って愛されているのでしょうか?

このような生生しい話を聴くたびに、私は胸が張り裂けそうな気持ちになっています。

みなさん共通して、優しい気持ちで、好きになった(好きだった)男性を信じようとされている。

一方で、このままではいけないという心のサインにも気付いている。

その葛藤に苦しまれているのです。

私はただただ話を聴くことしかできませんが、どうか苦しんでいる女性のみなさんに一刻も早く楽になっていただきたい気持ちでいっぱいです。

本音を言えば、「もっと貴女のことを大切に想ってくれる男性が必ずいます」と喉元まで出かかりますが、

グッと堪えるようにしています。

それでも好き、彼とこれからも歩いていきたいという願望を抱いている女性も多いからです。

私の役目は、そんな一途な女性の進路を尊重して支えること。

そうは言っても、やはり、このような恋愛事情を聴かせていただくと、とても哀しい気持ちになります。

世の中には、そのような苦しくて哀しい状態が長続きしている男女関係が全てではないのですから。

私は男性側なので、彼側の心理を想像できる面もありますが、女性相談者に残ってしまうかもしれない心理的影響を考慮すると、今回のように、たとえ一部の男性に反感を買うにしても、コラムを書かずにはいられませんでした。

こうは言っても、彼が優しかったあの頃を思い出すと、どうしても割り切れないのでしょう。

彼が改心して、雨降って地固まるようように、心機一転仲良くやっていければ理想的かもしれません。

一方、冒頭のような切実な話を吐露してくださった女性の方々は、自分でけじめをつけて、新しい人生を歩み始めたという後日談も聴かせていただいています。

失うリスクもあるかもしれませんが、自分の心のSOSを救えるのは、最終的に自分の行動です。

これを読んで、同じような悩みを抱えている優しい女性の方へ、お願いです。

これ以上独りで抱え込まないでください。

自分達の世界観が全てではありません。

こういう時こそ、包み隠さず信頼できる第三者に判断してもらうことも大切です。

取り返しがつくうちに・・・・・・。

貴女の体だけを求める男性なのかどうか、もしも不信感が長い間拭えないようならば、答えは出ているのかもしれません。


2015年11月30日

Posted by TAKA