第13回「いつもいつも友達止まり」

2015年12月3日上手くいかない片思い


男女間の友情。

成立する、成立しないで意見が二極化する永遠のテーマの一つですよね。


私の考えとしては、20代前半までは男女の間の友情は成立しない派でした。

当時の恋愛を振り返った時、私はどんな時もそのまま友達を続ける事が出来ませんでした。

理由は明白、そのままの関係以上を望むから、"告白"したからです。

自分
の気持ちに気付いてしまってからは、もはや友達として割り切って付き合えませんでした。

しかし、果たして自分の選んだ選択肢が正しいかどうかは今でも分からない時もあります。

「仕方がなかった。自分が選んだ選択は間違ってなかったんだ」と、叱咤激励してきました。  

年をとって、環境が変わって、その度に新しい出逢いが訪れて、恋をする。

「この恋こそは成就させたい」 決意を胸に想いを伝えても、残念ながら返ってくる答えは「友達のままでいたい」 心のどこかで予想していたシチュエーション。

わずかな可能性を信じてアタックしただけに、「告白しなければよかった、告白しなければ前のままの仲良い関係でいられたのに」なんて自己嫌悪に陥ったあの日の思い出。

もしかしたらみなさんも、

何度告白しても、いつも「友達のままでいようね」の断り文句で、すっかり自分に自信を失ってしまい、

「自分はなんて魅力のないやつなんだろう」 

とか、

「このままずっといい人続きなんだろうな」

なんて悲壮感に包まれる日々を過ごしてはいないでしょうか。

このままずっと仲良く過ごしていたかった・・・・・・


孤独にとらわれ、明日を想い悩んでるみなさん、よくここに来てくれました。

あなたのその敬意だけは、讃えられずにはいられないのです。

「自分に魅力がないから友達止まりなんだ」 

いいえ、違います。

魅力がないのではなく、ただ相手が恋愛に求めるものが、合致しなかっただけなのです。

あなたの力不足が原因ではないのです。


告白しなければ、あのままの間柄でいられたのかもしれません。

でも、自分の意志で新しい一歩を踏み出したのです。

あなたは自分が描いた希望の未来に向けて、率直に行動を起こしたのです。

もし、そのまま行動を起こさずに、気持ちを抑制し、見て見ぬふりをしながら過ごしていたとしても、いつか破綻が訪れていたでしょう。

どちらかが我慢し続ける仲は"友達"ではありませんから。

あなたが自分の中の本心に気付いた時、「男女間の友情」は「男女間の愛情」へと変容してしまっていたのです。 

これから先、どう道を取捨選択するのかはみなさん次第です。

自分を変えるか、このままの自分で生きていくか、今まさにその心の葛藤で苦しんでいる方もいるかもしれません。

心が強くなろうとしているんですよね。

いつの日にか、かさぶたが剥がれて、自分が進むべき道を歩みだし、自分自身納得の行く生き方を見つけられた時、その先にはあなたを待っているたくさんの出逢いが待っています。

あなたの魅力が輝くその時まで、あともう一歩です。  

2015年12月3日

Posted by TAKA